2008/04/05

卒業研究のテーマは

「卒業研究履修申請書」を4月25日までに送らなければならないが、そこに現在検討している卒研の内容を書く欄があった。"検討している"とあるので確実にそれをと言う事でも無さそうだが、わざわざ記入欄が設けられていることを考えると、どちらでも良いような事を書くわけにはいかないように思えてくる。困ったものだ。


そこで、月曜日(7日)には発送したいのでどういった内容にしようかと考えている。
①あまりライバルの居ないと思われるテーマであること。
 (これは普通か?)
②最終的に"形で勝負"になりそうなものは避けたい。
 (形で勝負もアリだと思う。しかしこれは自らの趣味として。)
③評価はどうでも良いと思って。
 (理解されようとして一般的になるより特徴あるものに。)



ちょっと考えて、こんなのはどうだろう。
(1)人間を飼う方法
自然との共生と言ったような場合、既に人間のつくり上げた都市に自然の要素を導入して改良を加えると言うのは現実的な発想だと思う。そう言うのはよく見るように思う。しかし、そこに導入される自然の要素は人間にとって都合の良い部分だけである。例えば木をたくさん植えるがその木が好きな虫は来て欲しくは無いと思うだろうし、増して猿がぶら下がっていたらニュースになる。都市よりももっと山間部に近いところでの共生を想定していても山から猪が下りてきたりする事までは想定外ではないだろうか。

それならいっそのこと、通常人間が住まない場所で人間を不満無く生かす方法と言うのはどうだろう。バイオスフィアのように生物としての人間の生存を検証するための実験は行われているが、それとは違って非人工的な場所においても"社会的に"人間が生きる条件を考えると言うような事。

以前モグラは暗いところで無いとストレスが溜って死んでしまうと言われていたが、現在ではモグラの身体のサイズに合った通路があれば明るくても生きていかれる事がわかっている。人間は森を切り開いて地面の上に建物を造って生きるものであるが、ジャングルのような所で自然条件をあまり変えないままに現在の文化的、社会的な人間生活が送れるような条件はあるかと言うような意味。


(2)シャツのような建築
だいたいの人間は服を着ている。服は人間の直近の周辺環境をある程度過ごしやすいように整えてくれるものだ。だが、服では整えられない環境変化に対しては建築物で対処している。ホームレスの人達もダンボールやブルーシートの被覆を使用している。もし、服がもっと完璧な被覆であったら、逆の言い方をすれば建築物が服のようだったらどうだろう。

人間は寝たくなったらどこででも眠れるし、雨が降っても雪が降っても何でもない。暑くも寒くもない。30年ローンを払って家を買う必要も無い。ただ、家族との団欒はいつでもキャンプファイヤーを囲むような形になるだろうから西部劇を見ているようになってしまう。都市は単に人がうろうろ多く集まっている所と言うことになる。景観と言う言葉の意味もだいぶ違ってくるだろう。


(3)月と宇宙空間に住む
そろそろこれを考えておいても良いのではないだろうか。これを真面目に考えておかないと宇宙での人間の棲家はきっと機械エンジニアの仕事になってしまうだろう。近代の前哨戦で技術者による大きな鉄骨造の塔や橋や建築がたくさんできたのと同じ事が起こるはずだ。


(4)オープンソース日本の家
建築は個々に設計されて個々に違う物と言うことになっている。住宅メーカー製の住宅であれば個々のメーカーの技術やメーカーが決めた部品とともに買う事になり、大工さんに頼めば大工さんなりのノウハウによってある意味自動的に建て方は決まってしまう部分があるから素人である施主は間取や仕上げを指定するだけに近い状態ではないかと思われる。

そこで設計をオープンソース化して施主が自ら組み直すことができるようにしておいてはどうだろうか。敷地が広い場合はここを延ばす、2階や3階にしたい時には柱はこれを使う、そのときに窓はどうすると言うように分かり易くしておく。(そう言うPCソフトがあるような気がするが。)そして出来た家の図面は公開し、後の人のために住み心地や注意点を添付する。

海外で日本ブームのようなものもあるので全てネット上で公開したら世界中の人にとって興味深いものになるかも知れない。世界中で日本家屋が改良されローカライズされるように仕口などの仕様も公開しておく。(全くの素人考えの域を出ない。だからと言って住宅の価格が安くなると言う物でもないだろう。)


(5)?????

それ誰かが既にやってるよ、と思ったら教えていただきたい。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

好きだなあ
そういう発想・・・

ニューギニアの現地の人なら
ペニスケースが「家」ということになりますな

クッセエが 環境に負荷をかけないすばらしい

人間を飼う
これも楽しいですな

やぷーではないですが、肉便器として生きていくのもやぶさかではない

ともかく 自由な発想
これこそが 何はともあれ一番いいですな

今日は天気がいいから 美術館へいってきます
タダ券で

マンキー