2008/05/31

CADⅡスクーリング 1日目

全然スイッチが入らないで終わってしまった。

社会科見学より物理実験に近いような課題で、建築のスケールは利用しているが積木遊びのようなもの。その空間にいる人間を想定せず、純粋に空間表現だけで構成することになるらしい。本当に何の手がかりもない1日だった。

2008/05/30

建築施工学のレポート提出

建築施工学のレポートを提出した。

文字数が1課題あたり2000程度となっているところ第1課題(土質改良)は大幅のオーバーしていると思われる。第2課題(タイル剥離)は2500程度で収まったと思う。

枚数で35枚。
コピー代180円。
送料35円。(210g程度)

これで図書館から借りていた本が返せてすっきり。



タイル剥離への対処概要

タイル剥離はその部位と原因がさまざまで、対処法も異なる。そして各工程毎に対処しなければならない工事方法が多くあるので、それぞれの工程ごとに全て挙げておかなければならないと考えられる。

剥離や欠損の発生する部位は、特に厚み方向で分類する。
・躯体と下地モルタル界面
・下地モルタル内部
・下地モルタルと張付けモルタル界面
・張付けモルタルとタイル界面

上記各部分において工程毎に注意、対処せねばならない。

またこれ以外に建物の基礎や躯体の挙動や歪みによって引き起こされるタイル剥離やひび割れがあるため、建物本体での工程管理、建築計画においても正しい管理が必要である。


各工程において共通する対策の主なものは、
・モルタルにおける工程管理:モルタルの材料自体や厚みを適正な状態に保つ
・モルタルやタイルの接着強度管理:界面になる部分に付着する汚れや欠陥への対処
・養生や過剰な乾燥、温度

その他で有効な工法など
・界面への表面加工など
・タイル種(裏足や素地)の選択
・タイルの割付
・目地の位置
・建物の中の欠損が発生し易い部位への対処

参考資料
「最新タイル工事実施マニュアル」 丸一俊雄 井上書院
「外壁仕上げの損傷事例 原因と対策」 日本建築学会 技術書院
「図解 湿式仕上げ工事」 嵩英雄 他 東洋書店
「外壁剥落防止のための設計・施工指針・同解説」 日本建築学会 技術書院

履修状況連絡表とPAL到着

履修状況連絡表(成績表)とPALが到着した。

特に状況変化なし。

CADⅢは選択

2008課目概要の中でCADⅢが「必修」になっていたが、これは記載ミス。
大学に問い合わせたところ記載ミスとのこと。PAL68号の31ページにも記載あり。

2008/05/29

USBメモリーを購入

近くのDOS・Paraで8GBが3290円と安かった。量販店では2000円も高いようだし、この値段ではもっとずっと容量の小さいものしか買えない。

これを購入したのはCADⅡスクーリングのデータを持ち帰るため。こんなに大容量である必要は無いと思うし、入れ物に入れて持ち歩くなんて原始的なやり方は好きではないが、DVD-R2枚分ならたまには他の事にも使えるだろう。

レモン展 その2

簡単に他で書いたものを再録。

展示と講評と両方見せていただいたが、ASUのスクーリングの方がずっと内容は濃いように感じた。やはり社会人経験ある人が多いからなのかと思うが、着眼点や建築の解決方法においてASUの皆さんの方が深みがあると感じた。しかし中には志とアイデアの良いものもあった。



1枚目の写真はTSUBAKIと言って、幼稚園とデイケアの複合施設。お年寄りと子供が自然に出会える施設で、とても志が高くて好感が持てた。ただ、お年寄りの"日常"と言う言葉を使っているのだが、お年寄りがどんな気持ちでここに通ってくるか、デイケアがお年寄りのためにあるのかそれとも家族のためにあるのかと言ったような部分までは検討されておらず、デイケア有りきから発想してるのが残念に思う。だから形が面白いのであるが説得力に欠けるように感じる。



2枚目は視覚障害者のための施設で、これも志が高いしアイデアも良い。
模型だけでなくて視覚障害者の方々にインタビューもし、1/1で実際に使える点字ブロックのようなものも作って検証した力作。ただ、これも視覚障害者と健常者の両方が使える施設と言うだけで、施設に組んだ時の具体性が無い感じがする。どちらも使えるけどそれはデバイスのアイデアが良いからで、どう交流するのかなどがわからない。これを使用して街全体をバリアフリー化しても良いようなものだと思ったが、この施設だけにまとめた理由が少し薄いと感じる。



3枚目は私が一番好きな作品。模型よりこの絵の方がわかり易いかと思うのでこの図を載せておく。
屋根の尖ったところに個人や家族などが住んでいて、ピロティにはその人たちが他人と共有して良いと思う家の機能を下ろしてきていると言う設定。新しい人間関係を模索する集合住宅と言えるもので、発想が面白い。しかし、ちょっと奇妙なことに、この作者は「再開発」からこれを発想している。集合住宅で止めておいても充分に良いと思うものだが、再開発が絡んでしまているからちょっと問題が大きすぎて焦点があいまいになってしまっているように思われる。「再開発」と言う言葉の社会的意味とか「家族」とか「個人」とか、そういった言葉を問い直さずに記号的に使ってしまっている故にファンタジーに終わっている印象が拭えない。家族は何年かしたら構成などが変わるものだが、この集合住宅がそのときどう変更できるのだろうなどいろいろ考えたりすると心配になる。


全体的に世の中にある単語をそのまま使って再構成しているだけのものが多く、あまり個性を感じないものが多いように思った。約70作品あったが、自分は保存や再生と言った時間軸方向を考えた作品が多いようであったが、レモン賞の10作品はそう言うのは全然選ばれなくて、空間構成を考えたものばかりだった。

それと模型は全体にあまり上手くはないようであった。パネルの文字が小さくて全然読めない物もたくさんあったし、一見してわからない展示も多かったようだ。見せ方よりコンセプトが重要なのかもしれない。

そんなわけで、ASUの授業はけっこう良いのかなあと思って帰ってきた。

2008/05/28

卒業研究費用支払い

とりあえず、卒業研究のスクーリング費用の支払いだけをした。
オリエンテーリング申込書の送付はまだ。
中身を記入していないため。


スクーリング費用 30000円
振込手数料 330円

レモン展

昨日、レモン展(卒業制作展)を講評まで含めて見てきた。
レベルが高くなくてがっかりしてしまった。

2008/05/26

通信制大学院「文化政策・まちづくり大学院大学」設立

京都に通信制大学院「文化政策・まちづくり大学院大学」が設立される。

インターネットを利用した通信制の大学院大学だそう。対面式の授業も2週に1度。年間授業料は約70万円。初年度は修士課程25人程度。2008年11月ごろの募集開始。


文化政策・まちづくり大学院大学

建築設計Ⅲ-1 その後

建てること自体に意味がないで終わっていてはつまらないので次を考えた。

役人はこうした意味のわからない施設であっても、住民を鼓舞したいと言う建前を持っていて、そのためにたいしたことのない企画はするので結局誰かが造らされることになってしまう。つまり住民の自主性と言うようなものさへも"管理"したいのである。


それに対して建築で何が可能か?
管理された室内でできる管理されない事、それは"アクシデント"であろう。アクシデントは管理しようと思ってできることではないし、使う側からしてもそれは本来的な交流を産む種になるものではないだろうか。


「アクシデントの建築」
これは簡単な事で、まずは動線をメチャクチャにして向うから来る人とこちらから行く人を交差させる。わだかまる場所を作ってしまうのである。違う目的で来た人どうしが視線を交わす、目近に擦れ違う部分を多くする。

この施設では近所に住んでいる人しか使わないのであるから、見かけたことはあるが話したことが無い人も多いだろう。そう言う人たちに挨拶だけでも交わす機会をどれだけ与えられるか、少なくとも相手が何をしているかが見られる機会をどれだけ与えられるか、ただそれだけを考えた。


写真を見ていただければわかるが、その象徴的なものとして図書コーナー横の段差に設けた円形階段である。これは周りから1点に集まる構造のもので、通れそうだと思って階段に足を掛けるが結局は中央で狭くなって譲り合うなどしなければならない可能性が高いものなのである。

全体フロアは段差になっていて割合遠くまで見えるし、遠くのフロアで何かやっているのも天井に灯りが漏れていることでわかるだろう。舞台以外、どの壁も天井へは達していない。

内部から外部も、外部から内部もほとんど見える。南外部から北の道路側の緑も透けて見える。

本質的に人間は施設の機能などより、(他の)人間に関心があるものなので、他人が見えることは関心を増幅させるはずだ。


平面図を見ると幾何学構成になっていて、綺麗な幾何学を用いること自体を目指したものに見えるがそのつもいはない。これは余計なデコレーションを排した結果なのである。目的のために余計な曲線などを全く消した結果で、デコレーションは何もしなかったと理解していただきたい。


「3つの軸」
1.個人利用者vs小グループ=近隣住民(ご近所さん)

2.内部vs外部
建築物を作ることによってできる外周部とその内部。幸いにもこの場所は稀に見る環境の良さを誇る地域で周囲の道路は自動車の通行が制限されていて道路の脇にも樹木が豊富である。従って、それ以上に良い物を建築物内部に用意する必要は全く無いと考えた。だから配置図の外構には駐車場しか描いていない。周辺環境については何も心配しなかった。外周部ほど良い場所となる。

3.管理者vs使用者
管理者は何でもコントロールしたいと思うものである。しかも虫の良いことにその手間は軽くしておきたい。そこで管理室は中央に置いた。段差が2000あるが、上下段どちらにもアクセスし易いように+1000の位置としている。ただし、ここは中央であるから上に書いたように実のところ、一番"悪い場所"である。


「緩い坂」
敷地の南北方向は2000mmの緩い傾斜となっている。これを殺すのは本当にもったいない。あるものは使うべきだろう。


反省
この施設は近所の人しか使わないので、商業施設のような完全性を目指していない。だからカフェの位置とエントランスの位置関係など、普通ではちょっとおかしいと思われるものになっている。そのおかしさの度合いと解決策は未完成のままである。


与件について
こう見えても、与件はすべてきちんと計算して守って設計してある。
建蔽率は69.9%(60%のところ緩和で70%までOK)。
各部分の必要面積、蔵書数も計算して書棚を設けた。
また通路は全て車椅子2台が擦れ違うことができる。トイレは一般障害者用と車椅子用(上下段各1)を別に設けた。
課題では時間の関係でコンセプトのみの審査となるが、これを満たしていなければクライアント(役所)は門前払いにするだろう。あくまでも実施を目指すつもりで設計している。(つもり)

2008/05/25

建築設Ⅲ-1スクーリング3日目

建築設計Ⅲ-1


今日で終了したので写真UP。(上の写真をクリック。)


「こんな図書館なんて、独立したまともな図書館にはなり得ないだろう!」と前回書いたが、その根拠はまず与件にある蔵書の少なさである。

コミュニティ施設は利用圏域が狭く、利用者はその地域の人に限定されているとは言え、年齢性別その他バラバラで共通点はその周辺に居住していることだけである。そこに一般的に必要とされる交流施設を作って、本当に"交流"などが行われるものであるか、私は懐疑的だ。

そこに数万冊の図書館、管理者がたったの5名程度では収蔵する図書を適切に選ばれるか、更新されるかと考えると、ここは昼寝に使われる、雑誌を見に来る、小さな子供に絵本を与える、程度のものとしか考えられない。もし本が読みたいなら駅前の書店に行くだろうし、静かな場所で勉強したいならもっと大きな図書館まで足を伸ばすのでなければ喫茶店を選ぶだろう。

実際に自分もこの規模の一般的な公共施設では予約図書の受け渡ししかしようと思わない。


交流施設部分に関しても、今まで見てきたこうした施設では小グループが集まって集会、発表会、勉強会などを開くために使ってはいるが、それはその機能があるから使うだけで、そこで住民どうしの交流が"広がった"と言う感じはしない。小グループ内ではすでにその中で交流は行われていて、施設でさらに広がるわけではないだろう。

ならば交流施設は単なる貸し部屋、貸しホールと言う機能に過ぎないのである。


その現状を考えて設計するのであれば、稼働率は低いのを許容することにして単に機能だけを並べた"複合"施設とするだけで良い。ならば、これは建築家のすべき仕事ではないだろう。間取りができれば誰でもできる。

この設計にあたって、与件を見た最初から役所の"予算消化"であることを覚悟すべきなのだと考えた。

2008/05/24

建築設Ⅲ-1スクーリング2日目

模型を作っていったおかげで、細かい図面修正に時間を使えてよかった。

今日の修正点は、舞台・AVルームの大型化。
施設の規模がそれほど大きくないのと、他の汎用部分を大きくとっていたために舞台・AVルームが小さめだったのを少し大きめにして使えるように修正してみた。汎用部分はパーティションで分割して使う貸しスペースなので大きければ大きい方が良いが、あまりきっちり考えないで隣接する空間にはみ出して使ってもらってもかまわないことにした。

明日までに解決する問題
エントランス部分の在り方。コーヒーを飲めるミニカフェがあるが、これとエントランスの関係改善。
この施設は近所の人しか使わない特殊な施設なので、誰にも快適な商業施設のようなものを目指してはいない。だから普通のカフェを考えて作るつもりは無いのだが、出来上がった模型と図面を見るとどうしても"違う"ように思えてしまう。

それが、先入観からなのか、それとも目的と違うためなのかが、1週間も同じ模型を見ていたためにわからなくなっているのだろうか。よく考えてみたい。ただ、普通にOKなものを作ることはしないつもり。

6月の試験の申込書送付

6月21日の試験の申込書を郵送した。

6月21日
2限目 設備計画学
3限目 建築法規

2008/05/23

CADⅡ、CADⅢ スクーリング受講票到着

CADⅡ、CADⅢのスクーリング受講票が到着した。

受講日
CADⅡ 5月31日、6月1日、6月7日
CADⅢ 6月8日、14日、15日

このスクーリングが終われば、次は10月の1つを残すのみ。

2008/05/19

建築的解決って何だろう

スクーリングでS先生が「建築的解決」と言う言葉を使っていた。

造形的解決、芸術的解決、美術的解決ではない、建築的解決。

「新しい機能を提案する」とも。

形を目指して作り上げるのでなくて、機能を目指して作ること。

してみると「使うための形」を作ることか。


壁が湾曲しているとすれば理由あってのこと。
まっすぐならそれも理由あってのこと。

なのかな?

超簡単な階段の計算


<画像をクリック>


階段の検討はなかなか面倒くさい。

CADでやれば簡単だけれど、もっと手前の段階でだいたいの階段サイズを求めたい時には表計算で済ます。これを1枚作っておけば何度でも使えるだろう。

グラフが階段に見えないことも無いか?
絵の中の数値はデモなので適当。


ちなみに階段の角度を求める表計算の関数は下記。(知らなかったので調べた。)
=DEGREES(ATAN(D5/C5))
OpenOffice.org Calc の関数だが、エクセルでも同じかどうか???


こんなのもある。
Kさんソフト
上記リンクの中の「階段Kさん」をダウンロード。

2008/05/18

建築設計Ⅲ-1 スクーリング 1日目

今日は課題についての説明があった後、エスキスとゾーニングの発表。


課題は何やら建築士試験の製図課題のように出されているらしい。
敷地周辺地図や敷地図と与件が表になって与えられるが、いつものようにそれをまともに細かく検討し始めたらそれだけでいっぱいいっぱいになってしまいそうだ。よって、いつものようにだいたいの必要面積をインプットしておいて後は忘れよう。

それより、全体の価値になる機能を考えることにしたい。やっぱりいつものように、たくさんの複雑なプログラムは拒絶。たった1個の機能をたった1個の空間に与える作業だけに集中するつもり。


今日、みんなと話していて1日前に考えていたこととはずいぶんと変わってしまった。図書館に関する課題だったので「図書館とは何か」をまず考えていたが、今日、課題の条件をもらって考え直した。

「こんな図書館なんて、独立したまともな図書館にはなり得ないだろう!」と。
でも、役所からこの案件をもらって建てることになったらそこにはきっと「図書館」の文字が絶対に入っているはずだ。なぜなら、役所は何らかの公共施設を建てなくてはならないように予算編成していたり、何らかの条例によってそれをこの場に作ることを決めているだろうからだ。

つまり「図書館」を含む公共施設を作るという名目があるからそこに「図書館」なのであって、真面目に公共サービスの中でそれが必要と議論して決まったものではないだろう。図書館のような休憩室と考えても良いようなものじゃないだろうか。
(もちろん休憩室は作らないつもりだが。)

(注:資料を自主的に収集したりする本来の意味での図書館とはなり得ないだろう。多分、貸し出し専門。)


何てヒネた捕らえ方だ!
でも仕方ない。この規模で4万冊の図書館で、利用者の年代幅も利用層幅も広いのだから勉強するために利用できるほどちゃんとした図書館なんてできるわけが無いのだから。


参考資料

「神奈川県立川崎図書館」のデータ
○敷地面積1,252.9 ㎡(川崎市所有地を無償借用) ○延床面積3,550.38 ㎡(県所有)、鉄骨鉄筋コンクリート造(地上4F 地下1F 建)
○(1F)閲覧室(30 席)やさしい科学・かながわの科学情報・特許情報検索・規格(JIS・外国)・外国科学文献・IT の各コーナー、書庫
(2F)ホール(60 席) 整理室、事務室、書庫
(3F)閲覧室(96 席) 図書資料・クラスタ・雑誌・情報検索の各コ-ナー、書庫
(4F)社史閲覧室(4席) 書庫 (地下)機械室
○蔵書数23万冊

「川崎市立川崎図書館」(JR川崎駅前)
○蔵書数17万冊
○床面積 約600㎡(正確ではない。)
※80%以上が開架書庫で席数は通常机にして40席分程度。


と言うことで、真面目に図書館らしい図書館をつくるのは止めて、もっと他のことに集中すべきだと思った。

今日はこのあたりで終わり。



参考資料
本埜ファミリア館
move会報誌(取材記事)
千葉ニュータウン・ルナ滝野(map)
千葉県印旛郡本埜村 人口8887人 世帯数2751 (H19)
村長によればここは使い勝手が悪いので隣に別館を建てたいとのこと。

中富南コミュニティセンター
ひかり児童館(上記併設)

横浜市篠原地域ケアプラザ
横浜市篠原地域ケアプラザ(横浜市健康福祉局)

2008/05/17

建築設計Ⅱ-1 成績が来た

建築設計Ⅱ-1スクーリングの成績が来た。
結果は「A」。

ラッキーだ。本当にどこからとも無く降って沸いたデザインだからね。

2008/05/16

卒業研究履修資格審査結果通知が到着


「平成20年度 卒業研究履修資格審査結果通知」が到着。
卒業研究の手引き2008(冊子)が同封されていた。

長い名前の書類だが、要は卒業研究に着手できる単位数が去年度までにとれていたことを通知してきただけである。


今後の予定
5月28日~6月9日 オリエンテーション受講申込
6月29日 オリエンテーション(東京)


真面目にテーマを考えておかないと。

建築法規のレポート帰る

建築法規のレポートが帰ってきた。

結果は「A」。

講評では時間をかけてまとめた事が読まれていたようだ。
高さや形状の制限では建築士試験の過去問題を解いてみるとより理解可能だとのアドバイスあり。

足りなかった部分が1つ。
在来木造住宅の防火等の制限において、法35条の2「内装制限」が欠けていた。これは単純に忘れた結果。

2008/05/15

地盤改良工法 その4

地盤改良工法のレポート課題が完成した。

1つの課題だけで26枚にもなった。

このレポート含め今月中にもう一つ提出しようと思っているがこの状況では微妙だ。この科目のレポートは調べなければならない範囲が広すぎるようだ。

明日からは模型に入るのでこの科目の次の課題は少しの間お休み。

2008/05/13

地盤改良工法 その3

地盤改良工法に関するレポートの下書きが完成した。
文字数も図表もかなり多い。

レポートで求められる回答は「砂質土と粘性土における地盤改良工法」であるが、「レポート課題解答のポイント」を読んでしまうと、単に地盤改良工法だけを調べて終わりにする事はできないようだった。

そこで、砂質土と粘性土とはいったいどういった性質を持つものであるのかを先に調べた。そして、実際の地盤でその性質を確認する方法を書き出し、最後に砂質土、粘性土の各土質に適合する地盤改良工法を抽出してその工法と原理を書いた。原理は最初の各土質の性質と対応するような書き方としている。


これはとても壮大なスケールで調査せねばならない課題であったと思う。


さて、これから清書だが、先に次の課題に入ろうか。

図書館とは何か

建築設計Ⅲ-1のスクーリングが迫ってくる。

図書館とは何なのだろう?

ルイス・カーン的には図書館の原初的なものがあって、そこに図書館と言うルームができる。
では図書館の原初的なものって何?

いつも使っている図書館は、他の図書館と比較してその建物はかなり小さい。でも大きければ良いとも思わないし、蔵書がもっともっとたくさんあって欲しいわけでもない。

それはあの図書館が図書館そのものだから?(ルイス・カーン的な言い方)

図書館は図書館と言う物じゃなくてそれを運用したり使ったりするヒューマンシステムなのかな?


近年、外国に新幹線を輸出した話題が出ていた。
新幹線を輸出と聞いて、あの新幹線の電車そのものを輸出したイメージが大きかったが、その事でJRの人が面白い事を言っていたのを思い出す。

「新幹線は新幹線と言うシステムなのです」と。
新幹線は高速で走る電車のことではもはやなくて、3分毎に300km/hの高速で何の支障も無く運行させるシステム全体の事だと言うのだ。乗り降りするドアの位置や大きさ、監視システム、アナウンス、その他諸々全部なのだと。


図書館もそう言った目で捉えるべきで、ただ本を保存しておくとか閲覧するだけでは無いのだろうか。

2008/05/12

建築設計Ⅲ-1 スクーリングの受講票到着

建築設計Ⅲ-1スクーリングの受講票が到着。

受講日
5月18日
5月24日
5月25日

課題
「図書館を主体とした複合コミュニティ施設の設計」

持ち物は前回の建築設計Ⅱ-1と同じでカッターや定規などの模型製作用の道具。



今回は1日目と2日目の間に1週間空くのでⅡ-1よりは楽になるだろうか。少なくとも寝ないで製作にはならないようにしたい。ただ、課題から言えば建築規模が大きいのが気がかりだ。細かくて大きければ寝ずに作っても終わらないかもしれない。そうならないようにしたいものだ。

しかし、こう言うのはやればやるほど怖くなるものだ。模型に関してはもう初めてだからってのが通用しなくなっているのだし、建築に関するレポートを1年間出し続けているのだから知識が乏しいと言ういい訳も効かない。スクーリングが怖くて仕方なくなった。

人数は前回と変わらず30名。
出席される方よろしくお願いします。

地盤改良工法 その2

地盤改良工法については、何しろ書かなければならない項目が多すぎる。建築法規の課題並みに多い。なぜなら、地盤改良工法がある地盤に適用できる証拠を示す必要があるからだ。

レポート課題に "第1課題 ・・・・・・の「研究」。" と書かれていた意味がよくわかった。適当に調べてまとめなさい、と言うのではなくて実際に使える知識になるように"研究"しなさい、と言う意味なのか。

それに"箇条書き"としているのも、量が多いことを意味していると見て間違い無さそうだ。


このレポートはすごくたいへん。


地盤調査一般
島根県土質研究技術センター

標準貫入試験
気をつけよう,軟弱地盤と標準貫入試験
地盤調査

2008/05/09

地盤改良工法

1.土質の問題

土質は大きく砂質土と粘性土に分けられる。
これらは物理的性質、力学的性質が違っている。
その違いによって施工時の挙動はもちろん違ってくる。


2.地盤の調査方法

実際の地盤の土質は上記の複合したものであったり、土層や地下水分布などにより複雑である。
その状態はJIS等にある各種の調査方法を用いて調べることができる。


3.地盤改良工法
調査によって得られた情報から土質やその性質が判明することで、適用できる地盤改良工法を選定する。
物理的改良工法。
科学的改良工法。


4.その他条件
地盤改良工法を適用するには土質以外の条件による制限もあるので注意する。
軟弱地盤の層が浅い場合、逆に深い場合。経済性、液状化の可能性、廃棄物や排泥水の発生その他。



参考資料
☆「大地を蘇らせる地盤改良」平岡成明 他 山海堂
「地盤の安定」鹿島出版会
「軟弱地盤の理論と実際」土質工学会
「改訂版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針」日本建築センター
「最近の軟弱地盤工法と施工例」(社)日本建築機械化教会
☆「地盤改良工法」清水昭男 理工図書
☆「土質工学をかじる」平井利一 理工図書
「実際に役立つ軟弱地盤対策施工の設計・計算例」山海堂

日本日常三景

朝日新聞、今日の夕刊のbe-eveningの中の「エチエンヌのクールジャパン」と言う記事のサブタイトルは「電信柱と電線」だ。

電信柱の上にグレーで放熱板のようなヒダヒダの付いた変圧器とそこからグニャグニャ波うちながら四方にに延びる電線の縦長の写真も掲載されている。


この記事は外国人記者から見た日本について、特に日本人が意識しない日本について書いているもので、タイトルは"クール"となっているのだが、日本人から見るとこの写真はどう見てもクールじゃない。

今回の記事の中の記述もこう言うものを「日本に来て初めて目にした」とか「日本ではあたりまえ」とか「どこにもあって目に付きやすい」とは書いているが、決して"クール"とは書いていない。それに、日本のマンガやアニメが世界中で親しまれるようになってリアルな日本を知っている(つもり)の外国人から見ると、そのリアルな日本の風景は"学校の校舎の四角い建物"、"似たようなつくりの戸建てがズラッと並ぶ住宅街"、"音を立てて上下する踏切"、"小さな店が軒を連ねる商店街"なのだそうだ。


これらは日本人がもう"仕方ないな"と思って何も考えずに受け入れてしまっているものばかりだ。街路の上空にグニャグニャと通っている電線だって、家に電気を運んでくれるものだから仕方ないし、四角い学校だって少ない税金で6年間通わせてもらうだけのもので仕方ないし、戸建住宅だって狭い土地と通勤時間と金額から考えたら仕方ない。踏切がカンカン五月蝿くても駅のアナウンスがしつこい位に五月蝿くてもそう言うことは全部機能的に仕方ない。

街がそんな状態なのに持ってるバッグがルイ・ビトンだったり、とやたらに高価だったりするのもさらにクールだったりして。


生きているうちに日本の風景はクールになるんだろうか。

AutoCADのオーソライゼーションコード到着

たった今メールで到着した。
1週間かかったが、これはGWだったからなのか?

そしてアクティベーションもできた。

再び「美」の問題 -斜線規制

ずっと以前に書いて、その後何もしていなかった「美」や「景観」の問題。
先日、建築法規の課題て建築物の形状を扱う法について調べていたら、斜線規制があった。

斜線規制についてはさらに以前に都市計画学の資料を読んでいた時に行き当たったことがあった。その概要はヨーロッパの都市で、スカイラインを統一したり通路の明るさを確保するために絶対高さを規制していては建築物の中身の価値を高めたいと言う経済的欲求に応えられなくなるのを懸念して斜線規制を用いたのが始まりであるとの事であった。

それを頭に置いて建築基準法を読んでいたのであるが、ふっと、その同じ斜線規制を用いていながら日本の都市部の道路沿いのビルの形状はいつまで経ってもヨーロッパの都市のように統一感あスカイラインが実現していないのに気付いた。その上、どう見ても"変な形"としか言えない屋根を持つ建築物が多い。

さらに、景観法と言う法律が別にあって、景観法によって斜線規制が緩和される項目まであるのだ。

と言うことは、建築基準法による道路斜線規制は景観を考えたものでなく、道路側の圧迫感を取り除いたり光を取り入れたりと言った衛生上の規制なのだろうか。建築基準法にはその理念のようなものは一切書かれておらず、規制内容のみであるのでその考え方はまた別途調べなければならないが、法律と言うものは最後には"良心から"判断せねばならないはずなのでこれはいかがなものかとも思う。


また、まさかとは思うが、道路斜線規制の趣旨には景観を誘導する思想が入っているが、世の建築家または建築士さん達は斜線規制は単なるお上から与えられた規制でありそれによる不利益を如何に回避するかだけを考えてしまっていることで、法規がその趣旨とは別の働きをしてしまっているのだろうか。そんな性悪説に立った考えを持たねばならないとは、思いたくはないが。


参考資料
景観法で年は美しくなるのか - 都市環境デザイン会議関西ブロック

2008/05/08

土質と工法の間 その2

土質と地盤改良工法の間をつなぐ事がなかなかできないでいる。

資料によればいろいろな理論が提案されていて、検証もされている事がわかるが、それらには学問としての重大な欠点があるように思われる。

「学問としての」と言うのは、どうも人間は地盤と言う1つのものを取り扱うのに1つのすっきりした理論や一般解をもって望みたいと言う欲求が強すぎるような気がするからである。であるから、砂の性質と粘土の性質と言う範囲では個別に砂の理論があり、そして粘土の理論があるのだが、それをまとめて「地盤」にしてしまうと砂と粘土を混ぜて扱いたくなってしまうようなのだ。

確かに実際の地盤の中には砂と粘土とその他の鉱物や水は混じって存在するものなのだが、混じり方だって均一に混じっているわけではなく、層を成していたり傾いていたりしている。さらにそこに建築物を置く事にしてかかる力は3次元方向に広がってかかるわけだからなお複雑である。これをどうしても1つの式に還元して考えたいとしても無理だとしか思えない。


とりあえず、地面の中身が混ざり物であろうと層を成していようとそこに使われる地盤改良工法はだいたい適当と思われる方法を1つだけ選択してやっているのだろうと想像するので、参考資料は学問的なものより実務的なものを選ぶできだっただろうか。

明日また図書館で検索してみようかと思う。

土質と工法の間

建築施工学のレポートを始める。

第1課題の地盤改良工法について調べている。
粘性土と砂室土がどう言うものであるかは資料に書かれている。
そして地盤改良工法がどう言ったものであるかも資料にある。

但し、どの土質の場合にどの工法を選べば良いかは問題だ。
ほとんどの資料には土質が解説されていて、工法が解説されていて、その間に試験方法が解説されている。つまり、土質の分類->地盤改良方法が一義的に決まらないのだ。

その理由は、土質が均質で無く交じり合っていたり、同じ名称の土質でも自然の物であるために性質が異なっていたり、水が関係していたり、それに、簡単に言えばどれが一番良いか定説が無いことにあるらしい。

面倒臭い。

2008/05/06

建築設計Ⅱ-1 模型の写真

建築設計Ⅱ-1

<写真をクリックするとアルバムに飛びます。>

模型と図面の問題。
スクーリングでは時間が少ないのでエスキスを描いて、図面と模型を作ってその1サイクルで完成になってしまう。本当に時間が無い。

始めに図面をばっちり描いてしまうと、後で模型で修正した分がフィードバックできなく(する時間が無く)なってしまうと分かっていたので、図面はだいたいの位置関係だけにして模型作りを優先して進めた。案の定、模型を作っていたら柱の位置その他、たくさんの修正が出てきた。こう言うのはやっぱり場数を踏んでいないので効率的にやるのは大変だ。一応、M先生の助言に従って建築設計Ⅰ-2から模型優先で進めるようにはしているが、段取りが大変は大変。



材料の用意の問題。
たまたま他の課題用に模型材料をけっこう多めに持っていて良かった。大学が用意してくれたのは図面用ケント紙と3mm厚のスチレンボードだけだった。

いくら構造のことは二の次で良いと言われても、壁厚や床スラブ厚がある程度合っていないとプロポーションがおかしくなるし、模型を図面に反映し切れないと思う。特に今回の樹木状の柱のようなものを採用する場合は天井と床の位置関係はとても重要になる。そうでなくても、模型でこれが良いと決めた位置を定規で測る場合に、壁からXXXXmmと測定するが、実物のイメージと違ってしまっては模型の意味が無くなる。それに壁厚がいいかげんだと、図面に反映する時にも数ミリの調整がかなりややこしい。

3mm厚のスチレンボードで外壁を作ってしまうと、1:50スケールでは150mmの壁となり、木造住宅の壁をビルに使っているようなもので、けっこう空間がスカスカに思えるのじゃないかと思う。今回メインに使った5mm厚でもちょっとどうかな?と思っていた。


そんなわけで、これからこのスクーリングを受ける人はスチレンボードなどの材料だけはたくさん買っておくべきでしょう。3mm厚だけだと頭の中で修正して考えるのが難しいと思うよ。そして私のような模型初心者なら、できれば先に誰かに頼むかオープン教室で先生にお願いするでもして一度は模型作りを体験しておくと良いです。


光の問題。
たまたま、壁に画用紙を貼ったらそこに反射した光が室内に映って光の動線のようなものが模型の上で分かるようになった。これをしなかったら室内の光がどこから入ったものなのかわからず、単に明るいか暗いかだけになってしまって大きな壁面の説得力が無かったかもしれない。ラッキーだった。これ、次回も使おう。


与件の問題。
だいたい建築物を造れと言う場合には与件と言うようなものが細々と付いてくるものだ。当たり前だけれど。しかし、これは適当に読んだら忘れてしまうことにしている。この建物はこう言う用途に使うからあれとこれとそれが必要って、そんなの当たり前だろ、ってそれで忘れる。主用途だけ分かればそんな事はこっちで考えるよ。
今回もそうで、やっぱり与件があったけど、全部忘れて全体を1つのものにしてしまった。だって、これ以上絶対に必要なものって無いだろうと思ったから。細かい事言い始めたら、エアコンの室外機を置くところとか、換気に必要な開口はどの窓を想定するかとかいろいろあって、とてもスタディモデルでできる範囲じゃない。そこへんは後で専門家に相談しますって事で許してください。


場所の意味について。
建築をするには土地が必要で、その土地を読む必要がある、と、どこかの書物に書いてあった。これはその通りに愚直にやるべきだと思う。良いものを造るためなんてカッコいい事を言える身分じゃないから、乏しいアイデアを搾り出すための引き出しのツマミのようなものとして。
今回調べたのは時間が無かったので全部ネットの情報だけ。特にそこに建てられている建築物と通りの写真。少なかったけれど、裏通りの写真。それに同じ用途の建物の賃貸料相場。
場所のイメージは、先端的とか流行とかいろいろ簡単な言葉があったけれど、それをそのまま採用してしまうと流行を垂れ流してる雑誌と同じような表現になってしまうのでさらに意味を噛み砕いて考えてみた。たまたま行った事のある場所で助かった。イメージし易い場所を課題に選んでくれたのだと思われる。



どんなものを造りたいかって問題。
「何考えてるか分からない」ってのを造りたい。
今現在簡単に解釈されるようなのは、きっと未来には何の役にも立たないだろうから。説明を聞いてやっと、そう言う考え方もあるのか!と言われるものを造りたい。でもその前に、何だこりゃ?って注目されなきゃダメだけど。

2008/05/05

建築設計Ⅱ-1スクーリング3日目 終了



世界一苦しいスクーリングが終了した。

このスクーリングは本当に苦しかった。
そしてそれは今も続いている。なぜなら、昨日これを書いてからまだ一睡もしていない。なのに昨夜から頭が興奮していてそれほど眠気が起きない。体は疲れているのに。

あれからずっと夜中模型を作っていた。その結果が上の写真である。


昨夜書いた電車で思いついたアイデアは写真に写っている人工樹木のような柱のことである。思いついたのはJR駅のホームの柱から。

この課題ではある条件で商業ビルを設計するものなのだが、設計は人がそこに"入ったら"有用である設計と言うのは考え易い。けれど、難しいのはそこに入るか入らないかの方だと思うのだ。誰でも安心して入れるところはどこだろう?と考えて、一番身近にあったのが駅だった。

駅にはデパートのように「どうぞここに来て何か買っていってください」とは言わない。駅は無愛想だ。なのに駅は誰でも来ることができる。来ても駅はあまり歓迎してはくれない。駅のホームの屋根はリベットがこれでもかと言うほど打たれた鉄の柱で屋根を支えている。これほど沢山の人が見る建物なのに天井にも柱にも錆止め以外の仕上げはなされていない。

駅を設計した人は、こんなにたくさんの人が見るこのプラットホームの柱や天井を表と思っているのか、それとも裏と思って設計したのか。

こんなに汚くても誰もそれを不都合とも言わない。そう言うのも有りか???

と、そこまで考えたら、まてよ、これをちょっと改造して樹木風にしてしまったら楽しいかも知れない。そうそう、あの課題に入れるにはぴったりじゃないのか。


1.樹木風鉄柱の根元をテーブルにしてしまえば、そんなものいくら沢山あっても一つも邪魔にはならないだろう。好きな場所に好きなだけたくさん使っても良いはずだ。

2.力学の問題。今回の課題の建物の規模が少し中途半端な大きさで、通常であれば柱が必要なのであるが、無くても壁構造で何とか構成できなくも無い。だが、考えている案では片持ちのスラブがあるのでどうしても柱は必要。こう言う場合の柱は近代建築以降は丸柱と決まっているのであるが、RCでは太くなってしまうし、梁が太くなるので外から見ると床板が厚くなりすぎてかっこ悪い。この柱ならもともと臓物であるものの形を整形して見せるのだから仕上げなどで床板は厚くはならない。すっきり見えるはずだ。

3.樹木形状について。
今回の課題の立地にはこれがぴったりなのである。間違えて欲しくないのは、本物の樹木の横に造花を置くようなTOD'S表参道のようなヤボを真似たいわけじゃない。時間を巻き戻した感じのする空間を作るために必要と言うことだ。

4.室内に樹木?
と思われるだろうが、これはストリートの端と端をつまんでひっくり返して空間構成をしたいため。ヌイグルミの背中を開けてワタを出してひっくり返して裏地の見えるヌイグルミを作るようなやり方。そうするとストリートが部屋に閉じ込められてしまうから、その室内の時間をちょうど良いほど昔に戻したりして遊べる。室内を歩くとそのストリートの今は見えない重要な要素が見えるかもしれないと言うこと。

5.中が外に見える効果
その状態を外から見えるようにすると、通りがそこでちょっと折れ曲がって路地に入る感覚になってくれたら当初の目的も達することができるかもしれない。入るか入らないかの問題。

今やその通りには建築家の作品発表会のようになっていて、たいがい立面の意匠でその問題を解決しようとするように見える。しかしそれはちょっと違うと思う。違うと言うのはやり方に対する批判をしたいのではなくて、入るか入らないかの問題のためにあの意匠の展覧会になっているのではないと言うこと。

調べてみたら、そう言う通りの家賃が高くて、名の知れたブランドであってもあの通りで収益を上げることはできないのだ。収益を上げたいのではなくて、そこに店を出してるあのブランドと言う知名度が欲しい、そのための宣伝費なのである。だからお客が入る入らないより立面の派手さ、つまり建築家は看板をデザインさせられているわけだ。そこで売れる必要すら無いのだ。


長くなったので今日はここまで。

2008/05/04

建築設計Ⅱ-1スクーリング2日目

明日の午前中までに仕上げなければならないのにエスキスが終わっていない。
今夜、図面から模型までほとんど完成しなければならない強行軍となってしまった。
ただ、さっき電車に乗ったとたんに少し思いついたのでそれでどうにかやってみることにした。1日机に座っていてはダメらしい。

儲からない

建築設計Ⅱ-1の課題で、課題で示されている地域のテナント料相場を調べたら、かなり高いことが判明。この地域で出店している店舗は採算度外視で旗艦店を持てる企業か、客単価が相当に高い企業に限られるようだ。

そう言う目で見れば、あの通りの店舗は客に入って中を見て欲しいと言うよりも、表面を派手にして建築物自体を看板にしているような店舗ばかりなのは納得がいく。現実にあそこで求められていたのは看板建築なのかも知れない。

そう言ったわけで、コンセプトに無理があることが判明した。つまりエスキスが進まなくなってしまった。相当困った。コンセプトを変えずにこれを無視するなら、誰かを騙しつつ、形だけを考えるしか無いように思われる。

困った。

2008/05/03

建築設計Ⅱ-1資料

表参道テナント賃貸相場 - OJ-Net
B1F 3~5万円/坪
1F 10~20万円/坪
2F 3~6万円/坪

アニヴぇセル表参道(オープンカフェ+物販)
東京都港区北青山 3-5-30
オープンカフェ
 ドリンク・コーヒー等 800~1000円
 サンド 800~1200円
 高級 花、チョコレート、酒、ギフト、
 ドレス 7万円~
 バッグ 2.5万円~

ETOFFE(エトフ)(ファッション)
渋谷区神宮前4-30-4 表参道430ビルB1F
ファッション・セレクト
 服 2~3万円

エレファントカフェ(アジア風カフェ)
東京都渋谷区神宮前4丁目30−4 3F
カフェ 246席
 ランチ 950円
 ディナー 3000円


3年目で見えてきた顔
表参道ヒルズのバリュー
 -TOKYO HEADLINE
 テナント客単価例 3~7万円
 売上 600~800万円(テナント料を考えると低い)

以下、表参道ヒルズ2008年新規出店店舗
Frame(フレーム)[B1F]オリジナルブランドジュエリー 価格帯 3万円~

VERITAS(ヴェリタス)[B1F]作家物アクセサリー

G-STAR STORE TOKYO OMOTESANDO(ジースター ストア 東京 表参道)[2F]オランダ発のデニム

EYEFUNNY Omotesando Hills Boutique(アイファニー 表参道ヒルズ ブティック)[2F]ジュエリー

Z-TESTA(ジーテスタ)[2F]インポートセレクトショップ

Edition(エディション)[2F]オリジナルブランド、インポートもののセレクション

建築設計Ⅱ-1スクーリング1日目

午前中は講義だった。

S先生、さすがGKデザインから入っただけあって考え方がコンセプチュアル。建築育ちの人とはちょっと違って、マーケティング、マーチャンダイジングのお話から入るとは。それだけにちょっと変わった方面から建築を見ることができて面白いと思う。

午後はコンセプトをまとめる作業。
1時間半ほどで与件からアイデア出しとその再構成、そしてコンセプトを明確にしなければならず、頭の中の引出からいろいろなものを総動員することになる。これは想像通りの成り行きであるが、覚悟があっても大変である。しかも個人的に審査されるのだから。

明日はこれを基にエスキスと模型作りだ。

2008/05/02

AutoCADをインストール その2

PCのグラフィックチップ用ドライバについて、「Autodesk認定ドライバ」にすべきか「最新ドライバ」にすべきか分からなかったので、試してみた。

現在入っている「最新ドライバ」を「Autodesk認定ドライバ」に換えてみたが、結局のところ変わり無いようだったので再度「最新ドライバ」に戻した。


AutoCAD認定ドライバのダウンロードはAutodesk社のサイトからできる。
Graphics Hardware List -AutoCAD Services & Support


ATIのグラフィックチップを使っている場合で最新ドライバが欲しい時はこちら。 (ATI以外の場合は検索して探す。) 但しメーカー製PCではPCメーカーのサイトにドライバがある可能性も有り。
Drivers & Software -ATI

これで自分のPCのグラフィックチップ用ドライバを検索すると、そのチップによってはAutoCAD用のスペシャルなドライバ"Maximun Driver"が見つかる場合もあるようだ。このThinkPadはビデオメモリを増量したカスタムチップだったのでそれが無かった。Maximumドライバは凄いのだろうか?


AutoCADを立ち上げて、「形式」->「オプション」->新しい窓が開く
「システム」->「パフォーマンスの設定」->また新しい窓
「調整ログを表示」をクリックすると使っているグラフィックチップが認定品であるか、そうで無いかが書かれたテキストが表示されるが、買ったばかりのAutoCADにも関わらず、これが最新の情報でない。そこで、AutoCADに含まれるグラフィックチップ情報を更新する必要がある。

下のリンクをクリックしてzipファイルをダウンロードする。
current version of database

zipファイルを解凍すると "AdskHwCertificationDatabase.xml"と言うファイルが出てくる。

これをWindowsのProgram Files内にあるAutoCADのフォルダの中の DRV フォルダ(Drvフォルダ)の中にコピーしておく (同じ名前のファイルがあるので上書きする。) と本当に認定されたグラフィックチップであるかどうかがわかる。(上記「調整ログを表示」する。)

これでも認定されていなかったら諦めてそのまま使う。(デスクトップPCなら部品を換えられる。)




このPCの結果はこれ。
全部の機能が使えるわけではないらしい。

パフォーマンス調整の結果ログ
バージョン: 17.2.0.2
最終調整日: 2008/05/01

コンピュータの環境設定
-----------
プロセッサ速度 : 2.3 GHz
RAM : 2046 MB

3D デバイス
-------
名前 : ATI MOBILITY FireGL V5250
製造元 : ATI
チップ セット : MOBILITY FireGL V5250
メモリ : 512.0 MB
ドライバ : 6.14.0010.6652

お使いのコンピュータには、認定された 3D デバイスおよびそのドライバが含まれています。

現在のアプリケーション ドライバ: direct3d9.hdi

現在の効果の状態:
---------
ジオメトリ アクセラレーション: 使用可能、および オン
スムーズ ライン表示: 使用できません。
Gooch シェーダ: 使用可能、および ハードウェア使用
完全な影を表示: 使用可能、および オン
テクスチャ圧縮: 使用可能、および オフ


有効なアプリケーション ドライバとサポートされる効果:
---------------------------
ソフトウェア ドライバ
サポートされる効果:

ジオメトリ アクセラレーション: 使用できません。
スムーズ ライン表示: 使用できません。
Gooch シェーダ: ソフトウェア エミュレーションのみ
完全な影を表示: 使用できません。
テクスチャ圧縮: 使用できません。

OpenGL ドライバ: 認定
サポートされる効果:

ジオメトリ アクセラレーション: 使用可能
スムーズ ライン表示: 使用できません。
Gooch シェーダ: 使用可能
完全な影を表示: 使用可能
テクスチャ圧縮: 使用可能

Direct3D ドライバ: 認定
サポートされる効果:

ジオメトリ アクセラレーション: 使用可能
スムーズ ライン表示: 使用できません。
Gooch シェーダ: 使用可能
完全な影を表示: 使用可能
テクスチャ圧縮: 使用可能

2008/05/01

CADⅡとCADⅢのスクーリング申し込み

CADⅡとCADⅢのスクーリングの申し込みをした。

受講料 15000円×2科目=30000円
振込手数料 330円
申込書のコピー 10円

受講は5月末~6月。


前回のCADⅠは2D設計で予備知識があった。しかし、今回からは3Dなので真っ白のままの受講。その上CAD講習でなくて作品で評価されるからたいへんだろう。

AutoCADをインストール

学生版AutoCADArchitectureをインストールしてみた。

インストールは簡単に終わったが、最初の立ち上げの時に出るダイアログBoxから、予め登録されているはずのIDとパスワードを使ってのアクティベーションができない。AutodeskのサイトのMyページで内容を確認しながらやってみてもできないので、AutoCADのエラーだろう。そんなものだ。

仕方なくメールからのアクティベーションを選択して登録情報を送信しておいた。後からアクティベーションコードがメールで送られてくるはずだ。アクティベーションを行わなくても30日以内は待てる。



ところで、この3D機能を有するAutoCADはパソコンへの要求スペックが相当高い。
<3D 機能使用時、推奨動作環境>(抜粋)
・ CPU:Intel 3.0GHz 以上
・ メモリ:2GB 以上
・ グラフィックスカード:ワークステーションクラスの 128MB 以上のメモリ実装の認定グラフィックスカード( Direct 3D または Open GL 対応。Vista 使用時 Direct 3D のみ)

こんな高性能のパソコンを個人で買ってる人ってそんなにいないだろうなあ。デスクトップタイプなら改造は簡単だけど、ノートだと(まじめに設計するのにそんな奴はいない?)メモリ増設しかできないから大変。いくらCADが1万円で買えてもねえ....

以前の職業訓練の先生はCAD操作ができるけどPCのことに詳しくなくて、新しいバージョンのCADを古いPCに入れると「PCが壊れます」って言ってたのが印象的だった。いくら何でも壊れることはないだろう。しかし必要な機能が動かなくてつまらない思いをする事は確か。


追加
グラフィックチップのドライバを更新する事だけはしておくべきだと思う。AutoCADもそうしろと言ってる。

AutoCADを立ち上げて、「形式」->「オプション」->新しい窓が開く
「システム」->「パフォーマンスの設定」->また新しい窓
「更新をチェック」->IEが開いてAutodesk社の"Update Graphic Card Driver"ページが開く
文章の中に"http://www.autodesk.com/autocad-graphicscard"があるのでクリック。
新しい"Graphics Hardware List"のページが開くので自分のグラフィックチップのドライバを調べる。
(グラフィックチップの種類は自分のPCの画面のプロパティあたりで調べる。)
ダウンロードしてインストールする。

但し、Autodeskが認定したドライバは最新版ではなく、あくまでもAutodeskがAutoCADのために認定したものであるらしい。これより新しい最新版ドライバが入っていてもAutoCADは「認定されたドライバでない」と認識するようだ。最新版にすべきか、認定ドライバか、どちらが良いかはわからない。