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2008/06/06

建築設計Ⅲ-1 成績到着

建築設計Ⅲ-1の成績票が来た。
「A」だった。

全面的に解決しなかった設計だったが、一応、高さ関係やその他が説明できていたのでその部分が評価されたのだと思う。3日間と短い時間でありながら、設計に入るスタートがいつもながら遅いのが難点。途中に1週間空いてくれて助かった。


設計Ⅰ-2、設計Ⅱ-1から設計Ⅲ-1と続けてやったところで、自分の傾向が少し見えてきたように感じる。

どれも分割志向でなく、統合志向になっているようだ。各々の機能充実より機能間の関係の方が大事に思っているようで、どちらかと言えば個々の機能はイイカゲン。かなりイイカゲン。(だから平面図が白っぽい。)そのイイカゲンとイイカゲンを繋げて1つにする方向になっているのだと思われる。

(まるで他人の事を言っているようだ。)

これについてはコメント募集。

2008/05/26

建築設計Ⅲ-1 その後

建てること自体に意味がないで終わっていてはつまらないので次を考えた。

役人はこうした意味のわからない施設であっても、住民を鼓舞したいと言う建前を持っていて、そのためにたいしたことのない企画はするので結局誰かが造らされることになってしまう。つまり住民の自主性と言うようなものさへも"管理"したいのである。


それに対して建築で何が可能か?
管理された室内でできる管理されない事、それは"アクシデント"であろう。アクシデントは管理しようと思ってできることではないし、使う側からしてもそれは本来的な交流を産む種になるものではないだろうか。


「アクシデントの建築」
これは簡単な事で、まずは動線をメチャクチャにして向うから来る人とこちらから行く人を交差させる。わだかまる場所を作ってしまうのである。違う目的で来た人どうしが視線を交わす、目近に擦れ違う部分を多くする。

この施設では近所に住んでいる人しか使わないのであるから、見かけたことはあるが話したことが無い人も多いだろう。そう言う人たちに挨拶だけでも交わす機会をどれだけ与えられるか、少なくとも相手が何をしているかが見られる機会をどれだけ与えられるか、ただそれだけを考えた。


写真を見ていただければわかるが、その象徴的なものとして図書コーナー横の段差に設けた円形階段である。これは周りから1点に集まる構造のもので、通れそうだと思って階段に足を掛けるが結局は中央で狭くなって譲り合うなどしなければならない可能性が高いものなのである。

全体フロアは段差になっていて割合遠くまで見えるし、遠くのフロアで何かやっているのも天井に灯りが漏れていることでわかるだろう。舞台以外、どの壁も天井へは達していない。

内部から外部も、外部から内部もほとんど見える。南外部から北の道路側の緑も透けて見える。

本質的に人間は施設の機能などより、(他の)人間に関心があるものなので、他人が見えることは関心を増幅させるはずだ。


平面図を見ると幾何学構成になっていて、綺麗な幾何学を用いること自体を目指したものに見えるがそのつもいはない。これは余計なデコレーションを排した結果なのである。目的のために余計な曲線などを全く消した結果で、デコレーションは何もしなかったと理解していただきたい。


「3つの軸」
1.個人利用者vs小グループ=近隣住民(ご近所さん)

2.内部vs外部
建築物を作ることによってできる外周部とその内部。幸いにもこの場所は稀に見る環境の良さを誇る地域で周囲の道路は自動車の通行が制限されていて道路の脇にも樹木が豊富である。従って、それ以上に良い物を建築物内部に用意する必要は全く無いと考えた。だから配置図の外構には駐車場しか描いていない。周辺環境については何も心配しなかった。外周部ほど良い場所となる。

3.管理者vs使用者
管理者は何でもコントロールしたいと思うものである。しかも虫の良いことにその手間は軽くしておきたい。そこで管理室は中央に置いた。段差が2000あるが、上下段どちらにもアクセスし易いように+1000の位置としている。ただし、ここは中央であるから上に書いたように実のところ、一番"悪い場所"である。


「緩い坂」
敷地の南北方向は2000mmの緩い傾斜となっている。これを殺すのは本当にもったいない。あるものは使うべきだろう。


反省
この施設は近所の人しか使わないので、商業施設のような完全性を目指していない。だからカフェの位置とエントランスの位置関係など、普通ではちょっとおかしいと思われるものになっている。そのおかしさの度合いと解決策は未完成のままである。


与件について
こう見えても、与件はすべてきちんと計算して守って設計してある。
建蔽率は69.9%(60%のところ緩和で70%までOK)。
各部分の必要面積、蔵書数も計算して書棚を設けた。
また通路は全て車椅子2台が擦れ違うことができる。トイレは一般障害者用と車椅子用(上下段各1)を別に設けた。
課題では時間の関係でコンセプトのみの審査となるが、これを満たしていなければクライアント(役所)は門前払いにするだろう。あくまでも実施を目指すつもりで設計している。(つもり)

2008/05/25

建築設Ⅲ-1スクーリング3日目

建築設計Ⅲ-1


今日で終了したので写真UP。(上の写真をクリック。)


「こんな図書館なんて、独立したまともな図書館にはなり得ないだろう!」と前回書いたが、その根拠はまず与件にある蔵書の少なさである。

コミュニティ施設は利用圏域が狭く、利用者はその地域の人に限定されているとは言え、年齢性別その他バラバラで共通点はその周辺に居住していることだけである。そこに一般的に必要とされる交流施設を作って、本当に"交流"などが行われるものであるか、私は懐疑的だ。

そこに数万冊の図書館、管理者がたったの5名程度では収蔵する図書を適切に選ばれるか、更新されるかと考えると、ここは昼寝に使われる、雑誌を見に来る、小さな子供に絵本を与える、程度のものとしか考えられない。もし本が読みたいなら駅前の書店に行くだろうし、静かな場所で勉強したいならもっと大きな図書館まで足を伸ばすのでなければ喫茶店を選ぶだろう。

実際に自分もこの規模の一般的な公共施設では予約図書の受け渡ししかしようと思わない。


交流施設部分に関しても、今まで見てきたこうした施設では小グループが集まって集会、発表会、勉強会などを開くために使ってはいるが、それはその機能があるから使うだけで、そこで住民どうしの交流が"広がった"と言う感じはしない。小グループ内ではすでにその中で交流は行われていて、施設でさらに広がるわけではないだろう。

ならば交流施設は単なる貸し部屋、貸しホールと言う機能に過ぎないのである。


その現状を考えて設計するのであれば、稼働率は低いのを許容することにして単に機能だけを並べた"複合"施設とするだけで良い。ならば、これは建築家のすべき仕事ではないだろう。間取りができれば誰でもできる。

この設計にあたって、与件を見た最初から役所の"予算消化"であることを覚悟すべきなのだと考えた。

2008/05/24

建築設Ⅲ-1スクーリング2日目

模型を作っていったおかげで、細かい図面修正に時間を使えてよかった。

今日の修正点は、舞台・AVルームの大型化。
施設の規模がそれほど大きくないのと、他の汎用部分を大きくとっていたために舞台・AVルームが小さめだったのを少し大きめにして使えるように修正してみた。汎用部分はパーティションで分割して使う貸しスペースなので大きければ大きい方が良いが、あまりきっちり考えないで隣接する空間にはみ出して使ってもらってもかまわないことにした。

明日までに解決する問題
エントランス部分の在り方。コーヒーを飲めるミニカフェがあるが、これとエントランスの関係改善。
この施設は近所の人しか使わない特殊な施設なので、誰にも快適な商業施設のようなものを目指してはいない。だから普通のカフェを考えて作るつもりは無いのだが、出来上がった模型と図面を見るとどうしても"違う"ように思えてしまう。

それが、先入観からなのか、それとも目的と違うためなのかが、1週間も同じ模型を見ていたためにわからなくなっているのだろうか。よく考えてみたい。ただ、普通にOKなものを作ることはしないつもり。

2008/05/19

建築的解決って何だろう

スクーリングでS先生が「建築的解決」と言う言葉を使っていた。

造形的解決、芸術的解決、美術的解決ではない、建築的解決。

「新しい機能を提案する」とも。

形を目指して作り上げるのでなくて、機能を目指して作ること。

してみると「使うための形」を作ることか。


壁が湾曲しているとすれば理由あってのこと。
まっすぐならそれも理由あってのこと。

なのかな?

2008/05/18

建築設計Ⅲ-1 スクーリング 1日目

今日は課題についての説明があった後、エスキスとゾーニングの発表。


課題は何やら建築士試験の製図課題のように出されているらしい。
敷地周辺地図や敷地図と与件が表になって与えられるが、いつものようにそれをまともに細かく検討し始めたらそれだけでいっぱいいっぱいになってしまいそうだ。よって、いつものようにだいたいの必要面積をインプットしておいて後は忘れよう。

それより、全体の価値になる機能を考えることにしたい。やっぱりいつものように、たくさんの複雑なプログラムは拒絶。たった1個の機能をたった1個の空間に与える作業だけに集中するつもり。


今日、みんなと話していて1日前に考えていたこととはずいぶんと変わってしまった。図書館に関する課題だったので「図書館とは何か」をまず考えていたが、今日、課題の条件をもらって考え直した。

「こんな図書館なんて、独立したまともな図書館にはなり得ないだろう!」と。
でも、役所からこの案件をもらって建てることになったらそこにはきっと「図書館」の文字が絶対に入っているはずだ。なぜなら、役所は何らかの公共施設を建てなくてはならないように予算編成していたり、何らかの条例によってそれをこの場に作ることを決めているだろうからだ。

つまり「図書館」を含む公共施設を作るという名目があるからそこに「図書館」なのであって、真面目に公共サービスの中でそれが必要と議論して決まったものではないだろう。図書館のような休憩室と考えても良いようなものじゃないだろうか。
(もちろん休憩室は作らないつもりだが。)

(注:資料を自主的に収集したりする本来の意味での図書館とはなり得ないだろう。多分、貸し出し専門。)


何てヒネた捕らえ方だ!
でも仕方ない。この規模で4万冊の図書館で、利用者の年代幅も利用層幅も広いのだから勉強するために利用できるほどちゃんとした図書館なんてできるわけが無いのだから。


参考資料

「神奈川県立川崎図書館」のデータ
○敷地面積1,252.9 ㎡(川崎市所有地を無償借用) ○延床面積3,550.38 ㎡(県所有)、鉄骨鉄筋コンクリート造(地上4F 地下1F 建)
○(1F)閲覧室(30 席)やさしい科学・かながわの科学情報・特許情報検索・規格(JIS・外国)・外国科学文献・IT の各コーナー、書庫
(2F)ホール(60 席) 整理室、事務室、書庫
(3F)閲覧室(96 席) 図書資料・クラスタ・雑誌・情報検索の各コ-ナー、書庫
(4F)社史閲覧室(4席) 書庫 (地下)機械室
○蔵書数23万冊

「川崎市立川崎図書館」(JR川崎駅前)
○蔵書数17万冊
○床面積 約600㎡(正確ではない。)
※80%以上が開架書庫で席数は通常机にして40席分程度。


と言うことで、真面目に図書館らしい図書館をつくるのは止めて、もっと他のことに集中すべきだと思った。

今日はこのあたりで終わり。



参考資料
本埜ファミリア館
move会報誌(取材記事)
千葉ニュータウン・ルナ滝野(map)
千葉県印旛郡本埜村 人口8887人 世帯数2751 (H19)
村長によればここは使い勝手が悪いので隣に別館を建てたいとのこと。

中富南コミュニティセンター
ひかり児童館(上記併設)

横浜市篠原地域ケアプラザ
横浜市篠原地域ケアプラザ(横浜市健康福祉局)

2008/05/13

図書館とは何か

建築設計Ⅲ-1のスクーリングが迫ってくる。

図書館とは何なのだろう?

ルイス・カーン的には図書館の原初的なものがあって、そこに図書館と言うルームができる。
では図書館の原初的なものって何?

いつも使っている図書館は、他の図書館と比較してその建物はかなり小さい。でも大きければ良いとも思わないし、蔵書がもっともっとたくさんあって欲しいわけでもない。

それはあの図書館が図書館そのものだから?(ルイス・カーン的な言い方)

図書館は図書館と言う物じゃなくてそれを運用したり使ったりするヒューマンシステムなのかな?


近年、外国に新幹線を輸出した話題が出ていた。
新幹線を輸出と聞いて、あの新幹線の電車そのものを輸出したイメージが大きかったが、その事でJRの人が面白い事を言っていたのを思い出す。

「新幹線は新幹線と言うシステムなのです」と。
新幹線は高速で走る電車のことではもはやなくて、3分毎に300km/hの高速で何の支障も無く運行させるシステム全体の事だと言うのだ。乗り降りするドアの位置や大きさ、監視システム、アナウンス、その他諸々全部なのだと。


図書館もそう言った目で捉えるべきで、ただ本を保存しておくとか閲覧するだけでは無いのだろうか。

2008/05/12

建築設計Ⅲ-1 スクーリングの受講票到着

建築設計Ⅲ-1スクーリングの受講票が到着。

受講日
5月18日
5月24日
5月25日

課題
「図書館を主体とした複合コミュニティ施設の設計」

持ち物は前回の建築設計Ⅱ-1と同じでカッターや定規などの模型製作用の道具。



今回は1日目と2日目の間に1週間空くのでⅡ-1よりは楽になるだろうか。少なくとも寝ないで製作にはならないようにしたい。ただ、課題から言えば建築規模が大きいのが気がかりだ。細かくて大きければ寝ずに作っても終わらないかもしれない。そうならないようにしたいものだ。

しかし、こう言うのはやればやるほど怖くなるものだ。模型に関してはもう初めてだからってのが通用しなくなっているのだし、建築に関するレポートを1年間出し続けているのだから知識が乏しいと言ういい訳も効かない。スクーリングが怖くて仕方なくなった。

人数は前回と変わらず30名。
出席される方よろしくお願いします。

2008/04/15

建築設計Ⅲ-1スクーリング申込み

建築設計Ⅲ-1スクーリングの申込み書を送った。

5月18日、24日、25日 東京サテライト


振込み15000円
手数料120円
受講票用切手50円(買置きが無かったので)
申込書のコピー10円

合計15180円


内容は科目概要によると、比較的大きな複合施設の設計となっている。と言うことはこれを受ける前に建築計画学Ⅱのレポートを出しておいて予習とすべきだろうか? それまでには提出するつもりではあるが。