江戸東京たてもの園に移築された前川國男邸を見学した。
これは建築設計Ⅱ-2の課題(本建築物の改築と増築)のためである。
前川邸は以前資料写真で見ていたが、実物を見るのは初めて。資料ではわからない面白い部分もいろいろあったが、今日撮影した写真のうちここに載せようと思ったのは、こんな普通の(他でも見られる)写真だ。
それは何故かと言えば、どうしてもこの中央にあるこの丸柱が一番の特徴のように思えるからに他ならない。
2階分に吹き抜けた中央の大きな部屋、その両サイドに見える2つの小さな四角い部屋、それを囲むような三角屋根、そして中央には棟持の丸柱。どうみても日本古代の神殿造りが近代建築を包み込んでいるようにしか見えない。それが一番わかるのはやはりこの普通で、静的な写真なのではないか。
前川國男についてはもう少し資料を集めて、それから課題にとりかかろうと思う。こんな構成を選ぶには単に近代建築の意味を超えた何か別の意図があるに違いないのだから。ゆっくりやることにしたい。
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