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2007/07/25

建築計画学Ⅰの成績が来た

建築計画学Ⅰの成績が出た。

「A」だった。
良かった良かった。

これは6月に試験を受けて結果が葉書1枚帰ってきただけなので、試験回答の講評は無し。

2007/06/23

試験終わりました

試験終わって帰ってきました。

試験の問題は1番(アノニマス建築)と7番(成長する家)でした。
たくさん書かなければいけない問題じゃなくて良かったです。1時間は思ったより短く感じました。レポートと違って、もっとポイントを絞った形で回答を(頭の中に)用意しておくべきだったと反省。

解答用紙は横掛のレポート用紙を大きくしたような紙で、原稿用紙のようなマス目は無かったのですね。レポート用紙に慣れてしまっていたから最初は書きにくく思いました。もう一つ困ったのは、この解答用紙の紙質が良すぎて鉛筆の芯がよく滑ること。もともと字に自信がないのに、こんなに滑られては全く制御が効かず、何度も消しゴムで修正するはめになってかなり時間ロスしました。家で使っている紙が質の悪い中国製コピー用紙なので、こっちは芯先が良く引っかかる引っかかる。正反対の紙でした。そんな、全然本質とは無関係なところで困った試験でした。

そうそう、試しにアノニマス建築の例にモンゴルのゲルと熱帯地方の家のイラストを簡単に描いてみました。全部言葉で説明するより楽だから。

今日は試験

今日は建築計画学Ⅰの試験だ。
14:20~15:20が試験時間なのでお昼ごろに出発の予定。
持って物は、受験票と設題集とテキストと学生証と筆記具位だったかな。

今日、何人位が同じ時間に東京サテライトで受けるんだろう?
今年度1回目だから人数は多くないんだろうか。
試験なんて何年ぶり?
いや、何十年ぶりだろう?
だからと言ってあまり緊張しているわけでもなし。

試験が終わったら、森美術館と西洋美術館とフランク・ゲーリー見に行こう。

2007/06/22

建築計画学Ⅰ試験の予習

明日はいよいよ初めての試験なので予習をしておこうと思う。

注意:自分で勉強したい人はここから下は見ない方が良いかもしれません。
テキストに出ている内容の箇条書きだけでたいしたものではありませんから、見たからどうなるってほどの物でもないです。

(注意:内容には多分間違いがあります。間違いの指摘は大歓迎。)





第1設題
アノニマス建築(テキスト:第4章 風土と建築)
●アノニマス建築の定義
建築家の手によらず無名の人々によって造られた建築のこと。
インターナショナルスタイルとは対照的。風土的、無名的、自然発生的、土着的。自然条件、地理、歴史、文化などの影響もある。
●特徴
歴史的に積み上げられた生活の知恵や技術の試行錯誤の結果として、経験的な規則性がある。その地域独特の秩序や固有の原理によってその建築方法や外観などが規定されている。
●材料
その地方に自生する植物や産出する鉱物などを使用する。これにより永続的に生活を営む事が可能となっている。またエネルギー消費が少ない傾向にある。



第2設題
人口の構成比と住宅計画(テキスト:第6章 社会と建築)
産業構造の変化->家族構成や人口構成の変化->住宅計画の変化。
●農業中心であった時代
全構成員が一体感ある生活。
->広間を中心に仕切り(プライバシー)少ない。子供多い。
->農業生産に必要な空間も備える。
●工業化時代
都市への人口集中。核家族化(夫婦+子供)を中心とした生活。子供少ない。夫は昼間仕事、子供は学校、同居しながら生活がバラバラ。
->nLDK。面積小。部屋数が多く個別生活重視のプラン。
●高齢化時代(将来)
住居者自身で自己充足不能。介護、介助、その他外部サービスや地域社会にある代替機能に家の機能を置き換える必要あり。
->何らかの方法で「外に開かれた住宅」となる。
->住宅を社会ストックとして考えるなら現在の住人が必要としなくても「外に開く」機能を考慮すべき。



第3設題
健康と建築環境(テキスト:第8章 健康と建築)
これはテキストの内容そのまま。但しテキストには「社会的福祉の状態」について具体的言及が無いようなので、「となり近所、地域社会との良好な関係を築くことができるよう、プライバシーや助けを必要とする場合への配慮が必要」かと思う。



第4設題
視知覚(テキスト:第11章 空間と知覚)
大きく分けて2方向から。
(1)使用者への配慮
(2)計画する側の留意

(1)使用者への配慮
●充分な明るさが必要
●暗順応、明順応に注意
●盲班の存在に注意
●奥行知覚に注意
(これは+面として狭い空間を広く見せることで精神的ゆとりをもたらす。-面として傾斜誤認などがある。)
●高齢者・身障者への配慮

(2)計画する側の留意
●プルキエン現象
●色の面積効果
●奥行知覚
いずれも紙面での設計段階と実物が異なる可能性あり。



第5設題
人と人、人と物の距離とアフォーダンス(テキスト:第12章 空間と人間の行動)
建築は使用者がその空間を快適に感じ、その使用目的を達することができるよう機能的かつ安全なものでなければならないが、アフォーダンスと言う性質を利用することで人と人、人と物の距離が適切なものとなるように計画せねばならない。
(具体例はテキスト)



第6設題
長屋、テラスハウス、コーポラティブハウス(テキスト:第29章 居住系)
●類似点
3者ともに集合住宅。
●相違点
コーポラティブハウスは建築上の形態ではなく「供給方法」による分類。
テラスハウスと長屋は現在はほぼ同じ意味で使用されている、水平方向に区分された集合住宅で各戸の玄関が直接外部に接しているもの。
テラスハウスは共有または個別のテラスを有するのを特徴とし、両側面の壁を共有する一戸建住宅の集合と言う意味合いが強い。



第7設題
成長する家(テキスト:第16章 成長と変化の計画)
建築に対する要求は年が経過するとともに変化する。
その要因
●家族構成の変化(人数の増減、子供の成長、居住者高齢化など)
●建築自体の問題(老朽化など)
●時代環境変化(流行、生活スタイル、生活レベルの変化など)

成長の方法(既存建築物)
●しつらえを変える
間仕切り、カーテン、照明器具の交換など。
●用途変更
利用価値の無い空間を新たな利用価値のあるものへコンバージョン。
●増改築
寿命を迎えた設備を外す、新しい設備やユニットを取り付け、増築、改築など。

成長を見込んだ計画
●スケルトンインフィル
●プロセス・プランニング
●モジュラー・プランニング
●メタボリズム



第8設題
動作寸法と建築計画(テキスト:第18章 寸法の計画)
動作しても危険でないこと。
動作がスムースに行えること。
高齢者、身障者、子供などハンディキャップある人にも考慮する。



第9設題
事故と対策(テキスト:第20章 建築物における事故と安全計画)
これはテキストの内容そのまま。



第10設題
C.H.ジョーンズの方法(テキスト:第24章 設計方法論)
設計を完成させるプロセスは大きく分けて2通りがある。
(1)Glass-Box Method(P.E.R.T.やD.E.R.T.)
(2)Black-Box Method(ブレイン・ストーミング、KJ法、BS法)

「C.H.ジョーンズの方法」は両者の良いところをとって構成した方法。

(1)のP.E.R.T.は決定したプロセスを進行するのに適す。D.E.R.T.はP.E.R.T.を元に設計プロセスに合うように改良したもので、プロセス中の意志決定イベント、フィードバックなどを設けている。直線的に進行するには良いが現実に存在する限界を超えてアイデアを出す事は難しい。

(2)は現実の限界や規制、条件にとらわれない自由な発想を引き出すことができるが、どうどう巡りに陥ってしまい、結果を出すことが難しくなる場合がある。

2007/06/15

受験票到着

昨日(6月14日)、建築計画学Ⅰの受験票が届いていた。
5月28日に提出したから17日目だ。試験までは1週間とちょっと。
これから建築計画学Ⅰを思い出して復習しないと。もうだいぶ忘れているはずだから。

2007/05/28

科目終末試験の申込書を送った

建築計画学Ⅰの終末試験の申込書を郵送した。
6月23日の3限目(東京サテライト)

受験資格証明書を申込書に貼ってしまうと証明書の証拠が手元に残らない。郵便局が封書を無くしたら何も証拠が残らないと言う事に気付いてコピーをとって置くことに。時々配達しないで捨ててしまう郵便局員が見つかることがあるけれど、あの中に受験票なんかが入っていた事は無かったのだろうか、などと想像。

2007/05/23

建築計画学Ⅰのレポートが帰ってきた。

建築計画学Ⅰのレポートがたった今、帰ってきました。
評価は良かったようです。初めてのレポートに丁寧な講評でびっくりしました。

講評について
第1課題「スカイハウス」について
多くの参考文献を読んで書いたことを評価していただきました。その上で「メタボリズム」についてさらに追求してみると面白いでしょう、とのアドバイスまでいただいています。

第2課題「代官山ヒルサイドテラス」について
現地に行って写真を撮影してきた事が臨場感があって良いと評価いただきました。実際はここからそんなに遠くないのと、以前に見た記憶があるのに何も心に残っていなかった不思議さを自分で解明したかっただけなのですが。また、この建物を採り上げたきっかけが「東南アジアによくあるショップハウスとの類似」と言う点だったのですが、これをもっと掘り下げて比較したら面白くなったでしょうと指摘がありました。



けっこう思い切って自分なりに感じた事を中心に書いても大丈夫なものなのでしょうか。

第1課題の「スカイハウス」は文献をいくつか読んでみると、初見で感じる印象とは全く違って、かなり日本建築を研究した結果の産物であると事がわかりました。これはけっこう奥深い建築だと思います。建築家本人が書いた資料ばかりでなく、他人が分析して書いた文章の中にもこの建築を分析する上で参考になる記述が見つかりました。建築家自信が自覚せずに前提条件にしてしまっているものもあるのだと思います。
最初この写真を見たときには人工的な木の上の「ツリーハウス」かと思ったのですが、その清々しさが「日本家屋」から来ているとは以外でした。

第2課題は「集合住宅」について書かなければならなかったのですが、実際にヒルサイドテラスを見てもどこの資料を読んでも、さらに建築家本人の書いたものを読んでさへ「住宅」としての記述が全然ありませんでした。これには相当困りました。
そこで仕方なく住宅部分を外から見てどう見えるのか、そしてそれはどういった配慮なのかを考えて簡単に記述しました。(住宅部分の見え方を写真資料として添付し、ペンで外からの視線を矢印で書き加えました。)住宅の中身については何も触れていません。コンセプト上仕方ないと開き直ったようなものです。
初めてのレポートだった事もあって設問に応ずるような書き方をしてしまいましたが、自分がこの建築を選んだ動機をもっと重視して自由に書いても良かったのだなあ、と講評を読んで思いました。


今からなら6月の試験申込に間に合いそうです。

2007/05/01

建築計画学Ⅰレポート提出

今日は郵便局が開いているので建築計画学Ⅰのレポートを郵送した。

初めてのレポート提出なので念入りにチェック。
レポートの表紙に大学指定のレポート課題提出票をステープラーで取り付ける。右上には提出日、今日の日付を記入。返信用の封筒も用意する。指定の封筒に入れて郵便局へ。

A4サイズなのに第四種郵便物なので15円で済む。封筒の中に入れた返信用封筒にも15円の切手を貼った。窓口の人に渡して終わり。

何かまだ忘れていないかと不安になるが、大丈夫だと思う。

大丈夫かどうかわからないのはレポートの中身。これが評価されて返ってくるまで1ヶ月、不安だ。

2007/04/30

スカイハウス その3



護国寺に行ったついでに、その近所にある「スカイハウス」も外から見せていただきました。もうレポート書いてしまったけれど、一応現物確認。でも現在の姿は外から見ても本で見るあのスカイハウスっぽく無いですね。残念でした。

代官山ヒルサイドテラス



28日に現地を訪ねてきました。そしてやっとレポート書きました。
以下はその資料と概要です。
(見た方は信用しないでください。これはメモです。)

建築計画学Ⅰのレポート第2課題のテーマ。

資料
「見えがくれする都市」槇文彦 鹿島出版会
「記憶の形象 都市と建築との間で」槇文彦 筑摩書房
「都市の地球学」原広司x槇文彦x黒川紀章 ウェッジ
「現代日本建築家全集19」三一書房


ポイント
槇文彦への理解。
1.都市からのアプローチ。(集合住宅でなく)
人が好ましいと思う都市=住環境
2.都市の環境性。
地域社会・集団の共有する記憶(原風景)が表れている街であること。
3.日本の都市の成り立ちの特殊性。
都市=集団の領域(小宇宙)
空間のひだ、奥がある。
奥へ向かう時のドラマ、儀式性=プロセスを大事にする。
西洋は中心のシンボル<->日本は奥(中心が無い)
4.代官山ヒルサイドテラス
街並みの形成。
樹木を残す。
小集団のための小さな場所を多く作る。
5.個々の住居、店舗の使われ方に言及しない。
? 場所の特殊性が前提。
? 使用者、施主への信頼。
? 万人を集める観光地的開発ではない。


集合住宅と思って入るとあまりにもアプローチが特殊です。
槇氏の生まれ育ち、施主との関係など意味としてはかなり特殊でいきなり建築物を理解する事が難しい。また住居部分についての図面等の資料が見つからない。特殊でありすぎるために第三者による使用者側からの検証作業が成されていないかも知れない。
現在は多くの観光客を集める場所になってきてしまった為に存在の意味合いが違ってきている可能性もある。


HILLSIDE TERRACE
代官山ヒルサイドテラス-美しい景観のための土地利用
代官山・旧山手通り・ヒルサイドテラス-東京観光旅行(写真)

これはちょっと面白い。代官山がどういった土地であるかが良く分かります。
新・都市論ウェブ-TOKYO 第7回・代官山 凶暴な熊に荒らされる運命のユートピア


追加(070618)
1年前に「ヒルサイドテラス+ウエストの世界 -都市・建築・空間とその生活-」(槇文彦 鹿島出版会)が発売されていました。全然気付きませんでしたが、ヒルサイドテラスを扱った資料としては珍しく住居内部の図が多数入っています。

提出したレポートの内容が的外れではなかったと確認できて安心しました。

2007/04/26

スカイハウス その2

建築計画学Ⅰのレポート第1課題のテーマは「スカイハウス」にしました。

資料は下記。
「代謝建築論 か・かた・かたち」菊竹清訓 彰国社
「日本型建築の歴史と未来像」菊竹清訓 学生社
「現代日本建築家全集19」三一書房

ポイント
1.日本の伝統建築をどう解釈するか。
2.1958年当時の時代背景。高度経済成長の時代。
3.1950年代における建築上の課題。

自分が産まれる前の時代なので物事の前後感覚を掴むのがなかなか難しいものです。
出雲大社の時代まで遡って考えないといけないとは思いもよらず...

2007/04/23

スカイハウス


テキスト「建築計画を学ぶ」のp116(図)とp220(写真)の「スカイハウス-1958年」について、何だか面白そうだったのでメモしておきます。上は現在の周辺の様子。黄色いピンがスカイハウスでその右側の住所が菊竹氏事務所。(Google Earth)

K.Kikutake Architects:菊竹清訓(きくたけ きよのり)氏の建築事務所


ここに菊竹氏のプロフィールに加えて往時のスカイハウスの写真が掲載されいている。
斜面に建てられたハウスに隣家等は無く、高いビルも見当たらない。
菊竹清訓-(社)日本建築家協会

「私は日本建築の思想と、アイデンティティーを受継ぎ、これを現代建築で豊かに実現することを念頭に計画、提言を進めてきました。」と書かれています。確かにスカイハウスも部屋の用途を限定しない日本家屋の建築計画を採用しているようです。しかし、上のサイトに登録されたのはスカイハウスから40年以上経過してからの事です。当時と同じポリシーを貫かれているのでしょうか。

上と180度反対側からの写真が掲載されている。
大建築6 -山岡哲哉建築設計事務所


2005年時点でのスカイハウス。
だいぶ太ったらしい。
スカイハウス -Office Ishii

ムーヴネットとはどんな物か。
菊竹氏の事務所に在籍された仙田満氏による紹介文。
FRPムーブネットについて -工芸ニュース 7

量産されたムーヴネットの写真。
現在で言うユニットバス、システムキッチンに近いものらしい。
沿革:日立ハウステック -日立ハウステック


疑問
なぜ空中に居住空間を置いたのか?
夫婦二人だけのプライベート空間を実現するためと解説される事が多いが、空中である必要があったのか?

トイレ、台所などの水周りまで動かせるムーブネットは実際どの程度動かす事が容易なのか。
->ムーヴネットの絵を見ると素人が動かせるようなものでは無いらしい。そうでしょうね。

動作寸法を考慮した建築計画

●動作寸法とは
人が行為を行う時に必要な最低限の寸法。

<->身体寸法
行為をする時でなく静的な状態での寸法。


建築計画で考慮すべき点
1.対象者(利用者)が誰か。
2.対象者がその空間で行う行動は何か。
3.上記によって必要な三次元空間はどの位か。
4.必要な三次元空間+余裕スペース。
5.上記を組み合わせて必要な室内空間とする。

成長する家

家を成長させる住空間への要求は年とともに変化する。

変化の要因
1.家族数の増減
2.子供の成長。
3.住居者の高齢化。
4.世の中の流行変化。
5.生活水準の変化。
6.住宅の陳腐化。
など。

計画時
1.スケルトンインフィル住宅として成長の余地を残した住宅計画。

変化後の対応
2.部屋の使用内容を変える。
日本家屋では部屋が特定の機能を有していないので用途を変更して対応可能。
3.家具、間仕切りを動かして変更する。
建築時にはできるだけ柱を少なくした大空間にしておくと変更し易い。
4.増築する。
敷地面積に余裕を持たせておくと良い。
5.集合住宅で隣接する住戸を連結して接続する。
6.改築する。
7.転居する。

2007/04/20

C.H.ジョーンズの方法

テキスト「建築計画を学ぶ」のp171の右側に表が出ているだけで、本文には登場しない。テキストだけでは本文との関連がつかめないので別途「建築術5 設計方法を探る(彰国社) -システマティックデザインの項p94~」を見る。


建築設計に用いるプロセス

1.非システマティックな方法(従来の方法)
自由度が高いが、どうどうめぐりしてしまう可能性がある。


2.システマティックな方法
建築は他の工業生産品と異なり一品生産的要素が強い。創造的設計の中に合理的アプローチも必要であるのでシステマティックなプロセスを用いる事は有用である。

a.PERT
直線的なプロセスで既に決定したプロセスの進行に適する。

b.DERT
PERTの直線的プロセスを元に設計プロセスに適合するように改良したもの。意思決定イベント、フィードバック、情報収集を重視している。

c.C.H.ジョーンズの方法
Black-Box Method(制約の無い自由な発想、思考を喚起する方法)とGlass-Box Method(分析、総合、評価などを段階を経て行う直線的な方法。PERTなど。)を融合し、設計過程における論理的(理論的ではない)分析と創造的思考の対立を解決している。
●プロセスを大きく分析、総合、評価の3つに分けて進める。(Glass-Box Method的)
●上記3つの各プロセスに現実的限界を考慮しない自由な発想は思考をブレインストーミング、KJ法などを現実的限界からくる制約から自由なアイデアを出すプロセスを数項目入れている。

2007/04/19

長屋/テラスハウス/コーポラティブハウス

長屋-Wikipedia

テラスハウス-Wikipedia
阿佐ヶ谷住宅日記*WHAT01
テラスハウス型 -団地百景

コーポラティブハウス-Wikipedia


「テラスハウス」は「長屋」と、現在はほぼ同義語で使われているようです。
これらは建築の形態の特徴を表す言葉で、1棟を水平方向に区分して共同利用する形の集合住宅を表す。テラスハウスには特にテラスを有するもの。

->「テラスを有する」はテラスハウスと名づけられているものの、どちらかと言えばそれが目的と言うことでは無かったかもしれない。一つの土地を区分して戸建住宅を建てるよりも側壁を共有とする事で「戸建住宅に近い住み心地とプライバシー」を有する集合住宅計画と考えられる。結果として日本の伝統的な長屋のような集合住宅となったのではないか。

「コーポラティブハウス」はその建築の形状ではなく、供給方式による分類。
集合住宅では利用者が確定していない段階で建築が行われる場合がほとんどであるが、本方式では土地の入手その他の建築に関わるほとんどの事を入居者で構成する共同組合で対処する。住戸内部に関しては入居者が戸別に行う。


疑問
1.テラスハウスのテラスは「戸別の庭」なのか「共同の庭」なのか、またはどちらでも良いのか。
阿佐ヶ谷住宅では住民は戸別専用テラスと書いているが、別に区切りの無い庭と書いている人もいる。実際に庭には柵が無いように見えるが。

2.コーポラティブハウスでは一般に集合住宅を建設するようだが、建売一戸建住宅にあるように敷地を共同購入してそこに戸別に一戸建てする場合はコーポラティブハウスでは無いのだろうか。テキスト等に書いてある定義からすると一戸建てでも良いように思うが。

2007/04/18

視知覚と建築計画

建築計画学のテキストには「第11章 空間と知覚」と言う章があって、この中には知覚に関しての知識ばかりが書いてあって、建築計画上注意しなければならないとの記述はほんの少ししかない。

仕方ないので自分の想像力を働かせて考えをまとめるしかないらしい。



ここからはその解釈の概要です。(正解じゃないから気をつけて。批判くれたらうれしい。)

●視知覚のいろいろな効果は(1)計画する側が気をつけるべき事、と(2)建築物を使う側への配慮、の2方向から意識する必要がありそう。

(1)計画する側が気をつけるべき事。
a.プルキンエ現象:実際の壁面の明るさが計画時に想像できないので色が違って見える可能性。
b.色の面積効果:小さな色見本と実際の壁面等では異なって見える可能性あり。
c.計画時には2次元上の表現で、実際は3次元であるので眼球の筋感覚、両眼の視線がなす角度、両眼視差などの生理的奥行知覚が異なる可能性あり。
d.計画時と実際の建築物ではテクスチャの密度勾配、輪郭部の重なり、陰影の違いにより経験的奥行き知覚に差異が出る可能性あり。

(2)建築物を使う側への配慮。
a.暗すぎると凹凸部などが認識できず危険。
b.暗順応には30分ほどかかってしまうので明暗差が大きい場合には危険。
c.眼球には盲斑があるので頭部にあたる部分に突起などがあると危険。
d.網膜像の大きさやテクスチャの密度勾配により狭い空間を広く感じさせることで、精神的ゆとりをもたらす事ができる。一方でスロープや段差では距離感の誤認による事故の可能性もある。
e.老齢による視知覚の弱り、弱視者、色弱者への配慮などバリアフリー化も考慮すべき。

※全然テキストに書かれていない内容もあります。



追加
「プルキンエ現象」を「プルキ"エン"現象」と間違って表記していたのを訂正しました。正解は「プルキンエ」です。

2007/04/17

建築環境

建築環境の定義は何か。

建築環境システム 宿谷研究室-武蔵工業大学 の中では下記のようになっている。

●「建築環境」とは、窓や壁・天井・床などで構成される環境空間のこと。

建築家とは-(社)日本建築家協会には建築環境(
built environment)となっていて、明言されていないが上記の宿谷先生と同じように「建築物内部の環境」と言う意味で使用しているらしい。

上記の中で「住環境」と言う言葉が使われているがこれとの違いは何なのか?


建築と言う仕事の範囲を建築物そのもの意外、つまり周辺環境を含むとように書かれているものが多いのに建築環境と言うときに建築物内部の環境と定義するのには違和感を感じる。
またその前に言葉の定義がはっきりしていない、どこかに書かれていないのもおかしい気がする。


追加
建築環境工学で調べると建築物内部ばかりでなく、その外側についても対象にしているようだ。
建築環境工学とは-東北大

建築環境工学-Wikipediaでは下記を含む建物の性能に関するもののように書かれている。
空気調和工学

2007/04/16

アフォーダンス

アフォーダンス(affordance)とは

アフォーダンス-Wikipedia

アフォーダンス-はてなダイアリー

アフォーダンス-量子論と複雑系のパラダイム

●afford(英単語)
[他動-1]~ができる、~する余裕がある
[他動-2]~を生じる、産出する、提供する、与える


建築計画とアフォーダンスについて (あくまでも私見です。)
建築計画では人の願望や意図、計画する空間の用途、利用する上での効率、快適さ、あり得そうな状況変化、事故防止などを考慮してその空間に最適なアフォーダンスを与える必要がある。

アノニマス建築

アノニマス建築とは何だ?

●anonymous(英単語)
[形]匿名(性)匿名の、無名の、無記名の、名を伏せた、無著者名の、作者不明の
[名]匿名

●建築用語サイト:名のある人の手によらないこと、無名の人たちの手によることを示す語。

Web上でいろいろ書かれているのと読んでみたら「アノニマス」と言う言葉が一人歩きしてしまっているように見えた。「無表情」「無個性」のように使われているのがほとんど。


SD選書184 「建築家なしの建築」(鹿島出版会)
このあたりの解説が参考になるかもしれません。

「伝統を共有し、経験の共同性に基づいて働く、全住民の自発的継続的な作業によって生み出された共同作品(バーナード・ルドフスキー)」としての建築。->アノニマス建築。
経済性、美しさなどを恣意的に求めて作られる建築でなくてもっと風土に即した建築、生活の実感やその知恵の積み重ねから自然に産まれた建築。

これに相対するのは「建築家個人の仕事としての建築」かな?



疑問
セキスイハイムM1のように、時代背景から工業的生産を目的に企画され実際に作られる時には施主がその仕様を自らの使い勝手の良いように決めるタイプの住宅はアノニマス建築に入るのか?