2008/04/07

卒業研究のテーマは その3

その後の情報では卒業研究履修申請書の研究内容欄は検討中のままでも良いとの事。検討中のまま出してしまおうかとも考え始めた。

しかしさらに1つ考えてみた。


(9)家の解体
ずっと以前、日本は大家族で住んでいた。これは家と言う制度の存続や生産活動がその構成員に拠っていたと言うような事情によると考えられる。それが近代になって家と言う制度自体の存続よりも夫婦の生活が重視されるなどで核家族となり、現在は個人の生活が継続できれば結婚すらしなくて良いような状態に近くなってきている。

できちゃった結婚も現在のような古い時代の法律が無くなったり、夫婦別姓が認められるようになれば、子供の福祉と結婚を別に考えるようになるかも知れない。そうなれば本当に個人の生活は家から自由になるのではないだろうか。家から自由と言うのは家族の制度的枠組から自由であるとともに、物理的な家からも自由と言う意味にもなり得るので必然的に建築物にも反映される可能性が高いだろう。

それは個人が家族全員の幸せと相容れない個人の幸せを追求する方向が重視されるために、現在で言う家族は距離を置いてバラバラに生活すると言う事だ。その代わりに幸せの価値観が似ている別の個人との距離を近くして集合的に住居するのはどうだろう。例えば、秋葉原のオタクの人達は個々別々に集まって来るがアイドルなどの中心目標物ができると自然に集団となる。あれほどでは無くともそれに近い集まり方を考えても良いだろう。

家屋の中は1人か2人のためにフルセットのキッチンは必要ではないし、人が居ないのだから何かのために個室も必要ではない。これでは普通のワンルームマンションのようであるが、共通する何かを持った人達の集合住居とするのであればゲストハウスやシェアルームのような形態に近づく事も考えられる。


これは考えているうちに先日卒研展で見たM氏の作品"individualistic apartment"に似てきてしまうようだ。


(10)?????

0 件のコメント: