「Traffic in Town」(1963)概要
市街地に居住環境地域(Enviromental Area)を設定し、これを市街地の基本構成単位とする。居住環境地区の内部には※3補助幹線道路、※4区画道路だけを通し、※1主要幹線道路、※2幹線道路は外部を通す。
これにより市街地の中に自動車の通過交通から守られる「都市の部屋」を形成する。自動車交通は住民の環境を侵さない範囲で許容される。これは居住環境地域内の道路を安全に横断可能な範囲とする。歩行者重視。
居住環境地域の規模は、自動車交通密度の高い地区では小さく、密度の低い地域では小学校区またはそれ以上に拡大する事もあり得る。
以下はイギリスにおける道路の段階構成。
※1主要幹線道路
※2幹線道路
※3補助幹線道路
※4区画道路
「Enviromental Area」を「居住環境地域」と訳しているが、英語の"Enviroment"は環境と言う意味であって、居住と言う意味は含まない。
参考資料
「都市計画教科書 第2版」彰国社
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