Google Earthでみる安藤忠雄さんの建築。-ふくだぶろーぐから安藤忠雄建築のkmzファイルをダンロードさせていただいて上空から眺めてみた。
どれも平面図上での幾何学構成に特徴がある。複数の長方形をずらして置いた形に円や時々三角形や楕円が組み合わされる。
以前、表参道ヒルズを見に行った時に建物全体がV字型になっているのは敷地形状の為かと思っていた。しかしこれを平面図で見るともう一つ、丁度エントランスになっている部分に、V字がある。このV字は敷地とは全く関係ない配置である。
他の建築を上空から見てみると、ほぼ全ての作品にこれと同じ造形上の操作が行われている。仙川の安藤ストリートではこの方法が一貫して用いられている。
東京アートミュージアム(安藤ストリート)
これは一種のクセであろうか。定規を用いて図面を引けば直線を描く、コンパスを持てば円弧を描く、地面を読むのに地図から発想する。建築をする自由度の中で、そう言った暗黙の拘束に身をゆだねているものなのか。それとも意図的であるか。
大きな平面に、人間が認識できないほど大きな幾何学を用いることにどう言った意味を感じているのだろうか。ナスカの地上絵は飛行機の無い時代に描かれた。描いた以上はそれに何らかの意味があったのであろうが、現在でも我々人間は上空から建物を眺めるチャンスはほとんど無い。建物を使う立場であれば近すぎてなおさら見ない。
見えない幾何学に意味はあるのだろうか?
近いうちに安藤ストリートを見に行きたい。
<参考>
kmzファイルを利用するにはGoogle Earthが必要です。ダウンロードしたkmzファイルをGoogleEarth上にドラッグ&ドロップすると「場所」に建築物名が表示されるので、それをダブルクリックする。
5 件のコメント:
はじめまして、初めてコメント差し上げます。
私もASU3年生です。
宜しくお願いいたします。
よろしくお願いします。
仲間が増えて嬉しいです。
ねっ、マンキーさん。
明日、11月27日に安藤ストリートを見に行く予定です。
私も、40過ぎてから、大阪芸大の通信で学んでます。安藤さんに対するコメント、的を
えて、的確で、感心致しました。参考になります。有難う。
コメントありがとうございます。
的を得ているかどうかちょっとわかりませんが、今後もよろしくお願いします。
できれば、これからもちょくちょくコメントいただければ幸いです。記事内容と少しは違っていてもけっこうです。いろいろなご意見をいただけるとうれしいのです。
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