「見る測る建築」遠藤勝勧(えんどうしょうかん)TOTO出版
こんな本を買った。BookOffで105円。
非常に興味深い本だ。
先日の建築設計Ⅰ-1やCADⅠで描いている時、階段の傾斜や家具の配置、家具やキッチンユニットの横にできる人間が移動するところの幅、そういった寸法を決めることは基本的だけれど難しい。物の寸法はわりと簡単なのだけれど、空間の寸法は10倍難しいように思う。実感と数字の対応が全然身に付いていないからだ。
そう言う事をこの著者である遠藤勝勧氏は愚直にやってきたそうだ。建築家を目指す人へのアドバイスになる本はたくさん出ているけれど、やはり最後には寸法をどれだけ身に付けていてそれをアウトプットできるかに尽きると言うことのようだ。
この本は読むところは半分しかない。後半は遠藤氏が実測した実際の建築の寸法入りスケッチが山ほど入っていて、資料としてもたいへん参考になるものだと思う。
105円は本当に安い。(探せれば幸運。)
2 件のコメント:
建築は「はかってなんぼ」の世界だと
改めて認識させられる一冊ですね。
また、よい本を紹介して下さい。
コメントありがとうございます。
いつもは図書館なのでほとんど本を買うことは無いのですが、これはたまたま見つけたものでした。気になったら書かせていただきます。
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