2007/09/16

建築の図面はちょっと違う

今日、やっとCADで建築の図面を描き始めた。
機械の図面と比べるとやはり違うのだな、と思う。

まず、基準線が壁の中央にあるが、そこが基準線だと言われたら誰がどうやって寸法が合っているかを測定するんだろうと思った。壁の中に仮想線が入っていても定規をあてられない。そこから出る寸法線が次の柱まで行って、その柱からさらに次の柱までも寸法線が入っている。さらに次の柱へも。そうすると全体の寸法と食い違いが出るはずだが、それはどうやって吸収するのだろう。

有効数字が多すぎる。柱間が4025mmとなっているが、これを測定するのはかなり優秀なスケールが必要だ。実際には多分最後の一桁、いいや最後の2桁はいい加減になるはずで、4000から4050の間って感じになるだろう。


以前、職業訓練で機械CADを習っていた時に建築図面の仕事をしていた人が来ていた。その人はCADは早かったけれど、図面の基準線を描かずに端から描いていた。そんな寸法の入れ方では物は作れないと注意されていたのを思い出す。そうは言っても、最近は機械から入っている人もそう言う傾向が目に付くのだが。(実際、去年まで働いていた会社の図面はそんなのが多くて困ったものだ。)

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