試験が終了した。
2限目 設備計画学
設題番号は第3設題の給水方式、第9設題のコージェネレーション。
第3設題 給水方式
(1)他の方式との比較概要を表に示した。表の項目は各方式の利点、欠点、適用建築物。
(2)水道直結増圧給水については以下。
・ポンプ能力の設定はピーク水量を考えて行う。
・流水時の配管圧力損失があるので静水圧だけでなく配管径にも注意。
・断水時に逆サイホンが発生すると水道管に汚水が戻るため、ポンプ出口には逆止弁が必要。
・管内圧が高くなるのでウォーターハンマーに注意。
・想定より多い流量を使用されると上階から逆サイホンが発生するので能力設定に余裕が必要。
など。
第9設題 コージェネレーション
・コージェネレーションの意義:大規模な発電所は発電効率が良いが廃熱を利用できないが、小型化してコージェネレーションシステムとすれば発電効率は劣るがトータルでは効率が良い。
・熱と電気の利用ピークが異なるので効率が落ちる場合がある。
・システムの動力にはエンジン式と燃料電池式がある。
・エンジン式は比較的大型で音や振動が発生するために一般家屋で使用するには適さない。
・燃料電池式は発電容量が小さいが小型で一般家屋でも使用できる可能性がある。但し価格が高い。
・燃料電池はガス、石油等の燃料から水素を取り出しほぼ水しか排出しないのでエンジン式より低公害。
・既存の都市ガス配管を利用できる。
・燃料電池の燃料はメタンを原料とする都市ガスが余分な排出物をほとんど出さないので有利。
・リン酸型、溶酸炭酸塩型、固体電解質型は数百度の高温にならなければ発電が安定しないので一定の発電量となるように能力設定を考える必要がある。
・これに対して、固体高分子型燃料電池(テキストには無い)では常温~90℃程度にしかならないので一般家庭に向くと考えられる。
・商用電力との切り替えで使用するのが良い。
など。
3限目 建築法規
設題番号は第5設題の建築確認申請、第9設題の延焼と火災拡大防止。
第5設題の建築確認申請
(1)確認申請が必要な建築物
a.別表1の(い)の特殊建築物で100㎡超。
b.木造3F以上、500㎡超、13mまたは軒高9m超。
c.木造以外で2F以上、200㎡超。
d.都市計画区域など
これらの建築時。abcについては増改築、大規模修繕や模様替、またはそれにより上記規模となる場合。
(2)①~⑥の申請者と申請先
これは法規を見て表にしただけ。
ただし、①と②は建築主事に申請するところを、指定確認検査機関でも可とした。
第9設題 延焼と火災拡大防止
(1)内装制限
下記2つによる規定がある。
居室の内装(壁と天井の内側)規定
居室に続く廊下は階段の内装規定
(2)防火区画
この方法は大別して4つ。絵で説明した。
面積方向の拡大防止。
高さ方向の拡大防止。
吹抜等での拡大防止。
区画に配管や風道が貫通する場合。
これで多分どうにか合格はできたと思う。
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