建築環境工学のレポートを作成している。
第1課題は「人の光環境に対する特性と、昼光と人工光源の特徴と比較」。
いくつかのセクションに分けて書いてみた。
1.大前提
a.建築の目的に対して適切、b.危険が無い、c.使用者が快適である事。
->この目標に従って計画する。
->適切に光をコントロールする。(これをテーマに書いてみた。)
2.人の眼球の構造と性質
人の眼球はカメラの構造に似ている。
注意として網膜は中央部と周辺部で性質が異なる。
錘状体:明るい時に色や形を感じるが感度は良くない。
かん状体:感度が高く暗い時に光を感じるが色判別には難。
性質
明順応と暗順応。->コントラスト大では危険。
プルキンエ現象。
眼球の性質と環境の関連から起こる諸現象
グレア。
モデリング。
シルエット。
これらを念頭に置いて計画すべき。
3.コントロールすべき照明は下記の2種類。
(1)採光(昼光-直接光と天空光)
(2)人工照明(人工光源による光)
主なコントロールの方法。
(1)採光
直接光は時刻や天候での変動、また指向性が強。->グレア発生。
->一般には直接光を遮り、天空光を活用する。
窓の位置、大きさ、向き、形状などによりコントロール。
概して片側窓よりも両側窓の方が、同面積であっても高い位置に設置したもの、横長より縦長窓の方が均斉度が良い。側面窓よりも屋根部分にある窓の方がさらに良い。
(2)人工照明
自然環境の影響を受ける事無く安定、コントロールの自由度高。エネルギー消費多。
器具、光源の種類、数や色、取り付け位置などでコントロール。
人工照明は照明の方式、配光、照明の取り付け方法などによって分類できる。
->適宜組み合わせて使用。
4.シーンによる光の演出
有名な建築と身近な建築について照明の効果に着目して見直し図示した。
参考資料
「最新 建築環境工学 改訂2版」 田中俊六 他 井上書院
「図説テキスト 建築環境工学」 加藤伸介 他 彰国社
「初学者の建築講座 建築環境工学」 倉渕隆 市ヶ谷出版社
参考図書の内容はどれも似たようなものなのでできるだけ簡潔に書かれているものが1冊あれば良かったと思う。
2 件のコメント:
こんにちは
遅ればせながら
このレポートの課題に取り組んでいます。
なるべくレポートは
「面白く」
「個性的に」
「内容は濃く」
をモットーに作成を心がけています。
しかし、この課題は・・・
教科書の要約になりそうです。
ブログ拝見し、
いつもながら内容の濃さに脱帽です。
「面白く」
「個性的に」
「内容は濃く」
いいですねえ。
そうでなくちゃ!
>教科書の要約になりそうです。
先生によって求めるものが違いますからね。「テキストちゃんと読んでください」って意味かと思います。
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