図書館にあったある本の表紙の写真が面白そうだったから借りてみました。
本の名前は「タンポポ・ハウスのできるまで」です。
タンポポ・ハウスとはその名の通り、壁や屋根からタンポポが生えてると言う変な家です。
詳しい説明は本とリンク先にお任せしますが、これを企画したのが藤森照信氏と言う大学教授、そしてタンポポ・ハウスはご自宅だそうです。自宅を自分の「作品」にされる建築家は多いですが、藤森教授は「建築緑化」を考えられている方って事でこれになったらしいです。
しかしそれを実現したのが、自分の理想を実現するとか理論を実践して世に訴えると言うような事かれではなくて、どちらかと言うと藤森教授のファンタジーですね。本の最初の方にコルビュジエなんて出てくるのが教授らしいけれど、結局はお人柄でしょうね。
こう言う個人のファンタジーを大切にしているところがなかなかです。それに「しまった」ってのも書かれていて読んでいて楽しいものでした。ムーミンハウスに匹敵しますね。
「タンポポ・ハウスのできるまで」 藤森照信 朝日新聞社
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