逆三角形の不思議な建物「熊本北警察署」について調べてみた。
街を歩くといろいろな建築物がありますが、今まで機械しか見てこなかった自分の目からそれらを見ると、「建築家って無理するんだなあ」と思う事が多いです。単に形状を作るために鉄と鉄を溶接で繋げさせているし、大きくて太い鉄を1個だけ特注してみたりと、機械の世界ではほとんど許されないコスト感覚を感じます。
逆にその意匠デザインの為に建築家がお金を貰っているかと言えば、名の通った建築家であってもそうでなく、機能や性能にのみ支払われるとも聞きますのでこの矛盾はいったいどうやって折り合いをつけているものでしょう。
熊本北警察署にしてはそこらへんはどうだったのでしょうか。もっと単純な形でもアートは成立するんじゃないか? と、誰か言わなかったのでしょうか。
この建物が作られた元プロジェクトです。
くまもとアートポリス-Wikipedia
くまもとアートポリスのHP
ここからは作者の篠原一男氏について。
作者 篠原一男氏のことが書かれています。
とんとん・にっき
作品にしか触れていません。
篠原一男 -Wikipedia
これを読むとさらに分からなくなります。
篠原一男 -関心空間
もっとわからない。
text02 篠原一男論
篠原氏はアートとして建築を作られる方のようです。あの形に何か実用的な意味があるかと深読みしても無駄なのでしょうか。調べるほどに謎は深まります。
プロジェクトについて、Web上で調べる限り概ね評価は良いようです。しかしその評価は建築(学)の上だけでのもので、それを使用してどうか、街の文化としてどうだったか、県の経済に及ぼす影響があるのか、財政的にどうななどはほとんど出てきません。民間の建物も含むとは言え、普通に「箱物行政」ではないかと勘ぐってしまいますが、実際はどうなのでしょう。
ちょっと気になったのは日本中から有名建築家を集めて行政とその人たちばかりが盛り上がって「住民不在」であったようなコメントもちらほらある事です。
結局、熊本北警察署の逆三角形の意味はよくわかりませんでした。
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