インド人街に入って一際目立つこの建物。色も形も巨大仏塔のようだ。
近づいてみるとオレンジの部分がショッピングモール、黒い部分がオフィスの通常用途のビルであった。構造も通常の鉄筋コンクリート・ラーメンと覚しきもので特に変わったものでもないようだ。なぜこう言うデザインにしたのかは謎。インド人街の中心にあって何かの信条を表現したかったのか、それとも目立ちたかったのか。確かにこの一角に入るとこの建物はよく目立つ。何だろうと思わざるを得ない。
外から見て用途の違う部分が違うとわかる。ただ、初めて見た時にはわからない。だから外観が機能を表現しているとも言えない。だからと言って単なる看板のための建築のようでもなさそうだ。内部に入るとこの外観とは対照的に何の特徴も見られ無い。つまらないと言ってしまって良いような内部になっている。
なのに外観は見れば見るほど思考が行ったり来たりさせられてしまう。
変な建物である。
建物の名称は Semua Hause。直訳すると「全ての家」となり、「何でも有る家」と言う意味にもとれる。深読みすれば信条的な何かを示しているようにも思える名前である。Jalan Masjid India(インド寺院通)の北側先端に建っている。
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