KLに来てから日本語の本など見る機会がなかったが、先日KLCCの紀伊國屋書店で(日本の)建築関係の雑誌を久し振りに見ることができた。KLの書店ではほとんどの書籍、雑誌がビニル袋に閉じられているので、有っても中まではなかなか見られないのだが、たまたまその1冊だけが閲覧可能になっていた。
久しぶりに建築の雑誌を見ると、何だかとたんにウンザリした気分になってしまった。ヨーロッパの有名建築家の真剣な眼差しは良いとして、その後のページの何んだか白っぽいページ、白っぽくて複雑っぽい模型、白っぽいデザイン画、その中のフニャっと曲がった細い線と破線やインポーズされた人物らしき形、正面を向いて写真を撮られているボサボサ頭の誰か、とても見ていられなくて閉じてしまった。
何か心が萎んだ感じがした。
今日、近くの小さな公園だか空き地だかにあるバンヤン樹のスダレのように垂れ下がった細い根の隙間から雲の多い青空がのぞいていた。久し振りに見たような気がした。
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