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2009~2013年:建築物と建築についての雑記です。
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2009/08/06
壁とか窓とか
高層集合住宅(写真はコンドミニアム)にベランダがある。数十階もある建物だが何と最上階までベランダがあり、そこにテーブルと椅子を置いてくつろげるようになっている。実際にそこで新聞などを読む姿も見られる。この写真のように通常は電球の取り付けてあるところをシーリングファンに交換している人もいるようだ。
こう言う風景は日本ではほとんど想像できないが、クアラルンプールは年中暑いにしても気候は安定している。シーズンによってはモンスーンが吹くけれども台風のようなものは来ないのでこうして高層住宅のベランダでくつろげる。
台風が来ないと言うことは雨が家の中に向かって吹き込まないのだから横からの防水にあまり気を遣う必要もないかも知れない。その上高層なら蚊や泥棒の心配もそれほど無いので、窓や壁の必要性は薄いのではないだろうか。極端を言えば、外壁と窓は不要かも知れない。逆に窓と壁をキチッとしたものにしてしまうとエアコンと通風を考えなければならないと言うこともあるので、それはまたコストなどリスクにを作りだしてしまうことになる。
最近は、壁とか窓と言うのは世の中にあるものから選択して取り付けるだけになっていて、その操作も別に不自然でもなく行われるが、そう言ったものが本当は何のためにあるのか一度は考えておかないといけないものかなあ、などと思う。クアラルンプールほど恵まれた自然環境でなくてもそれは必要なのではないだろうか。
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