上は細胞性粘菌の移動体の構成原理を応用して建築物に考えた概念図。1つの細胞の大きさを会話が成り立つであろう距離の社会距離(「かくれた次元」エドワード・ホール)として考えてみた。これは仮に絵にしたもので、実際にどう言うルールで作るかは別途考える。
上は細胞性粘菌の簡単な概念図。
粘菌と言っても、多核単細胞の真正粘菌と単核多細胞の細胞性粘菌とは異なる種である。
今回は細胞性粘菌の方を採用している。多細胞が組織化する事の方が使えると考えられたため。
参考資料
「細胞性粘菌のサバイバル」漆原秀子 サイエンス社
「粘菌の生態学」前田みね子/前田靖男 東京大学出版会
「粘菌の生態学」J・M・アシュウォース/J・ディー 朝倉書店
「粘菌 ~驚くべき生命力の謎~」松本淳 誠文堂新光社
2 件のコメント:
哲学や理論っていうのは、対象となる事象の集合から共通項や普遍性を見出して、いわば複雑なものを簡単にしていく作業じゃないですか。あくまで俯瞰なんですよね。これをもっと人間と等身大なスケールにまで回帰させるには学問という概念を捨てるしかない。
アポローン的ロゴスからディオニソス的パトスへですよ
黒い人さん
コメントありがとうございます。
確かにその通りだと思います。
学問(とその成果物)も建築と言うものも単なる道具に過ぎないわけで、即それだけで意味があるわけではないですね。相手が(これが一番重要だと思うのですが、)あることですから。
感謝いたします。
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