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コンテンツ概要
2009~2013年:建築物と建築についての雑記です。
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2008/01/17
パン屋設計のための人の移動調査
建築設計Ⅰ-2「パン屋の設計」のための予備調査。
正月に課題について何も出来なかったので通りを見ながら考えたことを簡単にまとめた。
通りに向った店面における人の動きと庇(ひさし)の効果について。
概要
1.同じ通りで店面に庇がある店と無い店では、有る店の方がお客が立ち止まるようだ。
頭の上に何も無いよりも有る方が1つの区切られた空間に入ったような感じがするように思う。壁は4方のうち1面しか無いので入り易いが、一度庇の下に入ると何も無いよりは少し安心できるように感じないではない。屋根の無い商店街よりアーケードの方に人が集まるのと同じではないか。
2.庇の大きさにも関係があるようだ。
歩道の庇が別の店のそれと繋がっているとアーケードのように通り過ぎることができるので人は店面に留まらないのかも知れない。隣と繋がっていてはいけないように思われる。
3.また、歩いて行く先の向こう側が行き止まりではなかなか足を踏み入れることができないようだ。店であれば本当に用がある(買いたい希望が強い)場合でなければ警戒心が生まれる。一見通路に見えるのが良いようだ。
4.スピードダウンの効果
店面に興味深い物が置かれていたような場合、歩くスピードは落ちる。スピードが落ちると店面の距離の中にいる人間の数が多くなる。それを見て他の人がやはりスピードを落とすので加速的に人の数が増加していく。例えば食べ物が売られている店であった場合には1人のスピードはゼロとなり、さらに滞留効果は増す。人間はお店に置かれている物に興味があると言うより、人間の方に余計に興味があるように見える。多くの人間がそこにいればそれだけ興味が増して寄ってくる。
5.通路への出っ張り
通路に少しだけ出っ張るようにテーブルや展示テーブルが出ていると良い。出ていないより出ている方が滞留効果が大きい。お客をまっすぐに歩かせず少し蛇行させると良いようだ。
定量的な調査ではないので実際の効果などはわからない。これをどう利用するかも別途考えるべきだろう。このまま普通に歩道面への応用ではたいした事はない。
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2 件のコメント:
おっ!
パン屋さん始まりましたね。
読むとパクリそうなので、
作品完成後、熟読させて頂きます。
せんたろーさん、これ読んでもパクれませんよ。ここから簡単に想像できることなんてやってもたいした事はないですから。
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