ゴミ箱は看板より集客力があるかも知れない。
路上観察していると、ゴミ箱の周りをお客さんが取り巻いている光景が目に付く。最近はやたらとゴミを路上に捨てる人が少なくなったようだ。食べながら歩く人は少なくないが、ゴミ箱があるところまで行って立ち止まってゴミを捨ててからまた歩き出すようだ。
以前聞いた話では缶飲料の自動販売機の横にゴミ箱が有る方が缶飲料も売れるらしい。また、自動車道路に何の表示も無ければゴミを窓から捨ててしまう人が多いが、「ゴミ箱この先xxメートル」と看板が出ていると道路がゴミだらけにならないと聞いた。路上売りにおいてゴミ箱は侮れないものであるらしい。
さらにもう一つ侮れない存在はベンチである。食べたい、飲みたいという衝動に「座って」とか「落ち着いて」と言うニュアンスが含まれるのであろうか、ベンチの集客力もバカにならないようである。路上のベンチは、店内の椅子とテーブルに比べて拘束力が弱い。そこで買ったものを食べながら持ってきたペットボトルのお茶を飲んでいても罪悪感を感じ難いのだろう。
ベンチに順ずるものとして、フードコートのような場所がある。特に安いもの、例えばファストフードやパン、お弁当などを食べる時に心理的拘束を感じずにスーパーで買った別のものを一緒に食べたりできる。
ベンチも侮れない。
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