黒川紀章氏 作「中銀カプセルタワー」が近く解体されるとの事なので見に行ってきた。なかなか面白い形。何の予備知識も無くこの写真を見てもこれが何だか、多分わからないでしょう。
マンションなので中入る事はできないけれど、1Fエントランス横にこのカプセルユニットが展示用に1個置かれていていてその丸い窓から中を観察することができた。外見から察する通り、中は狭い。でも今時のカプセルホテルよりは数倍広くて、まるで船室のよう。そうそう、船の客室に一番近いかも知れない。
ユニットバスがそのまま居室まで延長されて一体で作られている感じ。アイボリーのプラスチックでできたヌルッとした曲線、曲面でできている。昭和の時代に考えた21世紀って感じ。存在しない未来がそこにあるような、何か変な感じがする。
それにしても、大阪万博後の1972年(昭和47年)当時から(多分今も)黒川氏は尖がっていたのだろう。
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