2007/04/23

スカイハウス


テキスト「建築計画を学ぶ」のp116(図)とp220(写真)の「スカイハウス-1958年」について、何だか面白そうだったのでメモしておきます。上は現在の周辺の様子。黄色いピンがスカイハウスでその右側の住所が菊竹氏事務所。(Google Earth)

K.Kikutake Architects:菊竹清訓(きくたけ きよのり)氏の建築事務所


ここに菊竹氏のプロフィールに加えて往時のスカイハウスの写真が掲載されいている。
斜面に建てられたハウスに隣家等は無く、高いビルも見当たらない。
菊竹清訓-(社)日本建築家協会

「私は日本建築の思想と、アイデンティティーを受継ぎ、これを現代建築で豊かに実現することを念頭に計画、提言を進めてきました。」と書かれています。確かにスカイハウスも部屋の用途を限定しない日本家屋の建築計画を採用しているようです。しかし、上のサイトに登録されたのはスカイハウスから40年以上経過してからの事です。当時と同じポリシーを貫かれているのでしょうか。

上と180度反対側からの写真が掲載されている。
大建築6 -山岡哲哉建築設計事務所


2005年時点でのスカイハウス。
だいぶ太ったらしい。
スカイハウス -Office Ishii

ムーヴネットとはどんな物か。
菊竹氏の事務所に在籍された仙田満氏による紹介文。
FRPムーブネットについて -工芸ニュース 7

量産されたムーヴネットの写真。
現在で言うユニットバス、システムキッチンに近いものらしい。
沿革:日立ハウステック -日立ハウステック


疑問
なぜ空中に居住空間を置いたのか?
夫婦二人だけのプライベート空間を実現するためと解説される事が多いが、空中である必要があったのか?

トイレ、台所などの水周りまで動かせるムーブネットは実際どの程度動かす事が容易なのか。
->ムーヴネットの絵を見ると素人が動かせるようなものでは無いらしい。そうでしょうね。

0 件のコメント: