2008/10/20

ハコハコ



「ハコハコ」のテーマは箱型です。集合住宅の姿を想像したときに誰もが思い浮かべるもっとも普遍的なかたちとしての箱型。その箱型に対し新しい解釈を導入して現代的な箱型集合住宅のコンセプトを提案してみました。「ハコハコ」では、何の変哲もない箱型の住戸を外部から変形させて、内部の空間に影響を与えています。内部空間は直方体の単純さから開放され、高さ幅ともに自由な構成となるため、箱型空間の新しい可能性を体験できるでしょう。


参考資料
イエノイエ


追加
近代以降の建築のやり方では中身が外に現れるように行われていたのですが、イエノイエでは街から見た"家"と言う形から入っています。人にとって中身は第一に大切だけれど、街も同じように大切だと思えば家の内と外は実は等価かも知れない。そしたたイエノイエのようなアプローチは近代、現代の建築のアプローチの延長上にあるとも言える。

でも、五角形の家の形が普遍的と感じられるなら、平成産まれの東京育ちの子供たちには箱型が実は普遍的に見えるかも知れない。だからイエノイエからハコハコに移動ってのも良いかなと。

笑ってもらえるかなと思ってたんだけれど、だめか!

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして
時折見させていただいています。
貴兄の熱心さに、勉強とはこういうものだと教えられております。

去年入学しましたが、卒研にはいたりませんでした。
今は、パースと力学で悩んでいます。
3点パースのパースシートの使いかたと、人工光のやりかたです。
パース関係の本を見てもどうもわかりません。

力学も本当に生理的にだめなのと、どうやったらクリアできるのか。

何か勉強法のご助言いただければ幸いです。

orang-u さんのコメント...

私もその課題には苦労しました。
ですがパースの光は妙案はないと思いました。私の場合は愚直に一つ一つやっていっただけなのです。ただ人工光の光源の位置は自分で勝手に決められますから、部屋の天井中心から100mmとか200mmとか適当な位置で良いです。

これじゃ何も期待された答えにはなりませんね。そこでもう一つの方法は、オープンスクールで先生か終わっている人に聞いてみることじゃないでしょうか。

パースシートについては、指導書にあるものをコピーしても良いですし、トレーシングペーパーに写して延長しても良いのですが、少し大きめのを作ります。私の場合はそれをまず窓ガラスに貼り、その上から2点法で描いたパースを貼って、線をシートに従って角度を付けていきました。3点法のパースの基点はテキストに従って建物の一番上端にしておけば良いと思います。

力学は力学演習のスクーリングの後でやれば良いのですが、そちらは受けましたか?

もし受けた後でしたら、得意な人がいますから聞いてみると良いのですが。紹介しても良いのですが、その人も卒研でちょっと忙しいかもしれません。

匿名 さんのコメント...

ご丁寧に教えていただきどうもありがとうございます。

パースシートは、真中の垂線を外れないように 書く方の紙を上下に動かさねば書けないと思っているのですが、それでいいのか悩んでいます。

あの本は、誤植や書き間違えが多くて本当に混乱します。
多くないですか。

貴兄のお話で、設計基礎製図の本にも誤植があるのをお気づきになったと。
すごいですね。

とにかくパースは、わかりにくくて、精神病みます。
それにしても、貴兄の存在は本当に助かります。

どうもありがとうございます。
今後も、見させていただきます。
卒業しても、ぜひ建築ブログを続けていただきたいです。
お願いします。
M.S

orang-u さんのコメント...

パースシートは大きめに作り変えれば動かさなくても描くことができると思います。
パースシートで大事なのは角度だけですので、紙が小さい場合はA3の紙に拡大コピーするか、そのままのサイズでコピーして線を延長したり、線と線の間にもう1本線を付け加えるなどすれば描きやすくなるのではないでしょうか。

テキストの間違いは本当に困りますね。基礎製図は次の版が書店に出ていますからそれを見ても参考になると思われます。

匿名 さんのコメント...

たびたびご丁寧なご回答いただきありがとうございます。
よくわかりました。

感謝いたします。
とりあえず、そのとおりに実践したいと思います。

このブログは愛産大学の学生の勉強に大変貢献していますね。
大学も表彰するべきものだと思います。

ありがとうございました。
ではまた失礼します。
M.S

orang-u さんのコメント...

くれぐれも"傾向と対策"のようにお使いにはならないようにお願いします。

大学での勉強の結果として身に付けるべきは、
1.知識
2.見識
3.表現
ではないかと思いますが、レポートも試験も知識だけである程度できてしまいます。

しかし、見識と表現は多くの考察と訓練が必要です。それ関しては単位が取れるかどうか以上に本人にとって重要事項ですから、ここに書いた内容などは何もならないのではないでしょうか。もっともっと上を目指していただきたいと思います。