監視社会論 - 再考(1) -GLOCOM(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター)
パノプティコン -Wikipedia
磯崎新の60年代建築の中でメタボリズム期のメガストラクチャー作品の解説に出てきた"パノプティコン"を調べていた中で気になった資料。
磯崎氏は都市を覆うようなメガストラクチャー「空中都市計画」で、樹状体から横方向に成長した錯綜体を構成しようとしたのであるが、どうしてもコアに集中が生じて錯綜とはならない。そこでパノプティコンにヒントを得たわけであるが、パノプティコン本来の機能に着目したのでは全くない。その監視ポイントである中心部分を取り去り、しかも周囲の視線を中心から逸らす事を可能にして、どこまでも中心の無い視線の錯綜するものを考えている。こうなるともうパノプティコンとは呼べないようであるが、他者の視線を意識することに関してはかえって現代的な解釈と交差となっているようだ。
これは単に資料として。
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