2009/04/02

遅れてきた建築探訪 アテネフランセ

いただき物の本「大竹康市番外地講座 これが建築なのだ」を読みながら地下鉄都営線に乗っていたら視線の斜め上方に”アテネフランセ”と書いたピンク色っぽい広告が貼ってあった。どこかで聞いたような単語だと思ったら、持っているその本の中に出てきた外国語学校のことだった。

72ページの最初の行に、大竹氏が大学3年のときに仙台からわざわざこれを見に来て「なんと奇妙な建築なのか、なんでわざわざ醜いプロポーションを選んで...」それが心に引っかかったと書いてある。

なるほど、そう言う目で見ると確かに全体の形は変だ。ピンク色の部分と中央の塔のような部分とステンレスの波の部分がまるで別々の建物のように見えるし、調和している風でもない。

中も変で、窓が三角だったりするし、天井が斜めでその斜めが別の角度の斜めと変な感じにぶつかっている。にも関わらず平面図はそれほど変わったものでもない。

とても解釈し難い建築物だと思う。この本によれば詳細からスタートしたものらしいと分かるが、詳しくは書かれていない。大学の課題で語学学校を設計せよと言われたら、まずこれはできないだろう事だけは想像できる。無理だ。

下は裏側から見た図。波打った屋根が乗っているのがわかる。

何だか良くわからなかったが、昭和の一時代にこのような色やデザインが受け入れられていたのは朧(おぼろ)げながらわかるような気がした。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

卒業後もあくなき探究心に敬服です。
卒業は関係ないか・・・

私も懇親会の後の飲み会で頂いたアドバイスを胸にリスタートしたいと思います。

アテネフランセは学生の時に英会話に行った記憶があります。
cafeからかな、外が見れた気がします。
懐かしいです。

orang-u さんのコメント...

こんにちは
丁度この日残念なことにカフェは閉まっていたのです。いろいろな建物があるものですよね。

私もリスタートしないと。