東京カテドラル聖マリア大聖堂を見学させていただいた。
「たったこれだけの事しかしていないのに、こんなに素晴らしい空間が!」と言う見本のような造形だけれども、よく見ると”たった”とも言えないディテールの工夫が見られる。東京文化会館や西洋美術館などにもあるような壁面の筋や光の取り入れ方がモダニズムの見本のようだ。
外見からは大きな斜めの壁が互いに寄りかかっている様子が印象的すぎるほどなのだけれども、その銀色の壁はその下端の全てをどっかりと地面に着地させて立っていたわけではなかった。内部から見るとやはり教会らしく側廊が設けられていて、それは斜めの壁の外側にあるから壁はそこで切られていて地面に接していない部分がかなり長い。
外からその部分をよく見るとあの派手な造形の斜めの壁の足元の部分も、その造形に工夫が多いことに気付く。この周囲に付加された建物も同様であった。
最初にこれを外から見たときには、意外と小さいのだなと思った。中に入ると想像以上に大きな空間に驚く。目が慣れてくるとディテールにも驚く。そんなわけで、歩いて移動するたびに”うわー”などと口を開けてしまうのだけれども、そのあたりはこの記事の中の文字に反映されないので悪しからず。(妻の友人が以前にここで結婚式を挙げたときに妻も中に入ってやはり”うわー”だったそうだ。その気持ちが確かにわかった。次回の結婚式はここでしよう。)
一般に見所と言われるような写真も掲載しないので、それも悪しからず。有名建築物なのでそんなのは要らないでしょう。
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