建築設計Ⅱ-2のために資料を読んでいるが、予想より簡単にはいかないようだ。
まず、課題では既存建築物(前川邸)を20x25mの敷地の「南に寄せて配置」としているが、元々この建物が南に寄せて建てられるわけが無い。南庭を大前提とした造りなのだから。敷地の南半分を売ってしまったと解釈すべきだろうか。
また元の設計者が前川氏本人ではなく、(もちろん何も判断せず全てお任せと言うことではないが)設計をするにあたって着想を得たものに対して前川氏がどう解釈していたかが文章にも言葉としても残っていない。従って前川氏が手がけた設計の中に同類と思われるものが全く見つからない。つまり、この建物に対する前川氏の意図がどうであったのか、判断し難い。
panoramas:前川國男邸
参考資料
前川國男関係の資料
「生誕100年 前川國男建築展 図録」実行委員会
「前川國男のディテール」前川國男・MID同人 彰国社
「前川國男邸復元工事報告書」江戸東京たてもの園
「建築家 前川國男の仕事」美術出版社
保存・再生・活用関係の資料
「建築の保存デザイン」田原幸男 学芸出版社
「リファイン建築へ」青木茂 建築資料研究者
「歴史ある建物の活かし方」学芸出版社
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