2007/10/10

試験の申込み

11月の試験の申込み書類を送付した。

11月17日(土)
1限目 構造力学Ⅰ
2限目 建築材料学
3限目 都市計画学

いつものように申込書のコピーはとっておく。封筒には80円切手を貼り、受験票3枚と返信用封筒(80円切手添付)も入れた。受験票がいつもより1枚多くても80円で済んだ。葉書1枚多い程度なら当たり前かもしれないが、万一途中で帰ってきてしまうと面倒なのでちゃんと民営化した郵便局の秤で測ってもらった。


1月に1科目残しておこうかと思ったが、試験まで1ヶ月以上ある事と延ばしても準備しなければならないのは同じで、試験勉強の間に課題も作成しなければならない事を考えると11月で終わらせておくべきだろうと思って止めた。時間があるからと言ってそれだけ質の高い試験解答ができるわけではないだろう。こう言う事は考えても始まらないもので、決めてから考える方が良いのである。

2007/10/09

CADⅠの成績が来た

CADⅠの成績が来た。
「A」だった。

スクーリングの結果なので講評も何も無い。



この科目ではAutoCADを使うのであるが、このシステムは手描きをそのまま機械でするだけの事で、すべき事は操作を覚える事だけだ。手描きなら手や指の操作や道具を交換しながらやるような事を、小さい機能に分割されたコマンドに代えて行う。

機械に複雑な仕事をやらせると言うより、機械のやり方に人間の方が慣らされると言った方が近い。「CADができる」と言うのは、手品ができるとか経営ができるとか、そういった「できる」とは全く違って機械に飼いならされたような、つまりは「ポチはお手をできる」と言うような意味に近いものがある。

全くもってこの手の機械は遅れていて、いつまで線を1本1本描かせるのだと言いたくなる。21世紀にもなって原始的過ぎるだろう。

やりたいのは線1本を描く事ではなくて、木材を切って柱を作ったり鉄骨を溶接したりと言う作業とその結果が描きたいのだ。つまりCADは線と言うコマンドを用意するのでなくて、材木を用意し、のこぎりコマンドを用意し、ノミコマンドを用意し、溶接機コマンドを用意し、クレーンコマンドを用意しておくべきだ。


いつまでも線とか円弧とかそういった、実際の作業と関係ない変なコマンドを用意し続けるからCADができて設計ができない人間を増産することになるのではないのか。理想的な長さの線を描けるCADよりも、人間が加工したと同じだけ交差を発生してしまう"不"正確さを持ったCADを作るべきじゃないだろうか。

2007/10/08

建築構造学演習スクーリング 3日目<完>

今日は主に鉄骨と鉄筋コンクリートについて。
最後にこのスクーリングについてのレポート提出。


レポートに書いた内容の概要は下記。

「木造伝統構法と耐震」
木造伝統構法は明治以来長らく研究されて来なかったが、伝統構法の中にも耐震技術として学ぶべきことがある。だがこの研究成果と取り入れて建物を造るのは難しいであろう。
1.例えば制振ダンパのような物を取り付ける場合、建物は1つ1つ異なる為に建物Aでは効果があったとしても、建物Bでは効果が無い事も考えられる。よって、これを取り付けておけば安心と言うようにはならないだろう。
2.建物を柔構造と考える場合、これまでのように1つの塊りと考える力学では解を求めることは出来ないであろう。多くの部分が別々に動く分散定数となるために、波の運動を解くような分散定数の解とする必要があるだろう。
3.これに伴って材料や、現場で施工する継手などをどう定数化できるかなども問題になると考えられる。


スクーリングの感想にはならず、疑問ばかりになってしまった。

2007/10/07

建築設計Ⅰ-1の成績

早くも先日のスクーリング、建築設計Ⅰ-1の成績が送られて来た。
「B」だった。
これで2つ目のBだ。

今回の設計は初めから自分でも疑問を抱えたままのものだったので仕方ないか。3日間のうちにプレゼンテーションまでしなければならないから、図面をだいたい描いた後で別の案に変更するには時間が足りなかった。次回はもっと....

建築構造学演習スクーリング 2日目

今日も木造伝統構法の続きから始まった。
午後はトラス、継手、アーチなどの模型製作とトラスの破壊実験。

伝統構法は作られた時代によって違いがあり、太い柱が容易に入手できる時代と入手できなくなってからの時代の工夫には差があるようだ。太い柱の入手などと言うどうしようもない事情もあるが、どう言う人がどう思って構法を発展させてきたものだろうか。

トラスの強さは計算すれば出るが、数字だけで捉えるよりも実地に破壊試験をして見るとその強さ感覚を実感できるものである。こう言う感覚を知っているかどうかは大事だろうと思う。

2007/10/06

建築構造学演習スクーリング 1日目

1日目は主に木造伝統構法についての内容だった。
礎石の上に乗っているだけの柱、重い屋根、組物、それらが揺れに対して復元方向に働く。見た目の感覚とは反対で地震に強いとの事。

現在は木造伝統構法で建築できるように法律が変ったが、未だに体系立った建築として確立していないらしい。経験則で建てられる人材も少なくなってしまって、これからこの構法はどうなるのだろうか。漠然とであるが心配だ。

2007/10/05

構造力学Ⅰのレポートが帰った

構造力学Ⅰのレポートが帰ってきた。
結果は「A」だった。

先生は計算の過程をいちいち丁寧に見ているようで、レポートの途中途中に赤で丸印が入れられている。計算の過程を細かいところまで省略せずに書いたのは評価されたようだ。レポート課題以外にも学習すべき事をアドバイスしていただいた。


これで来週申込みできる11月の試験は3科目になった。
いや、なってしまった。11月の試験を2科目に留めて、1科目は来年に受けるつもりだったがどうすべきだろう。3科目の試験準備は辛いかもしれない。

2007/10/03

瀬戸屋敷-18世紀の伝統構法



神奈川県の開成町(かいせいまち)に保存されている「瀬戸屋敷」と言う建物を見てきました。

18世紀に建てられた規模の大きな伝統構法の家屋で6年前まで人が住んでいました。現在は改修保存されていますが、釜戸も土蔵(これは明治20年のものらしい)も住んでいた時点の状態です。縁側部分にガラス戸が付けられている以外は構造は江戸時代のままと思われます。

神奈川県西部のこの地域は関東大震災で湖ができるほどの活断層があるが、少なくともその手の大地震であきらめられるだけの大きな被害は受けなかったのであろう。太い柱は礎石上に置かれているため、屋敷のどこも土地には固定されいてない事が幸いしたのだろうか。屋根は茅葺である。天井板無しで小屋組は全て見える。建築構造学の教科書にある構造そのままの家屋である。

木造在来構法の家屋は筋違があり土台に固定されているが、これは太い木材が使えなかったり、土地が狭くて2階や3階建てにする必要がある場合の構造なのだろうか。もしこの瀬戸屋敷のように土地が充分に広く地盤が安定で太い柱を使えたならば伝統構法で良いと言うことは無いのだろうか。

「伝統構法で良い」ではなくて「伝統構法の方が良い」とする説もWeb上にはあるようである。


一見の価値ありです。

あしがり郷瀬戸屋敷 見学料は無料

建築デザイン論の成績が来た

建築デザイン論の成績が送られて来た。
「A」だった。

この科目の試験問題は自分の考えを書かせるものだったので、前日まで解答案を考えて校正し続けた。とりあえず良かった。

2007/10/01

建築環境工学の成績が来た

先日試験を受けた建築環境工学の成績が来た。
「B」だった。残念。

試験の問題は、
2.人工光源の種類と特徴
7.空気汚染物質が人体に与える影響

これはどちらもテキストにある内容をまとめるだけ(テキストの内容に少し足した点はある)のような問題だったので面白みが無いと思ったのだが、あれ以上何か書くことがあったのだろうか。