普段、建築の本を見てもその思考の過程と言うのはなかなか見られないものだから、こう言う展示はたいへんありがたい。ただ、展示を見ただけでよくわかると言うようなものでもないが。
よく見てもわからないが、具体的な物、土地を抽象概念として把握して3次元の形にしていく過程を勉強しているらしい。我々が大学でやっている課題では建築計画的なプログラムを組んでそれに従ってやれば割と簡単に建築物らしきものでできて行く。それに近代、現代建築の例から引いた鼻薬を効かせてやると、らしい物ができる。らしい物ができてもやはりそれはらしいのだから、どこかの"タイプ"の一亜流になってしまうだけなのだけれども、MITではもっと根本の原理とか法則のようなところから抽出して最終的に形に持っていくと言うようなやり方のようだった。非常に現代的なのだろうと思う。逆に言えば我々の教科書のやり方は伝統的と言うか、歴史の勉強の範囲を出ていないのだろう。
こうして見ると未だ自分に足りていないところがよくわかるようでもある。
2 件のコメント:
レモです。
初コメントです。
解釈の仕方、とても参考になります。
自分たちの学び方は歴史に基づいたものというのは納得です。
考えてみれば、誰かが新しい歴史を創っているんですよね。
今までの学習を振り返ってみれば、新しい歴史となるべき創造なんて、とても大変なことだなと感じます。
大学での勉強を修了し、建築家として世に出て行けば、少しでもその一端を担っていくことになるのかもしれませんね。
いろいろな勉強を重ねたorang-uさんの未来を応援します。
まずは仙台、がんばってください。
レモさん
もし見に行けるなら逆にどう見えるか教えていただきたいです。なぜなら、難しいから。
>未来を応援します。
お互に。
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