新ブログ「もんく+a : reloaded」へ移行し、建築仲間Team OBASUの活動記録を投稿します。
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(2021年~)
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コンテンツ概要
2009~2013年:建築物と建築についての雑記です。
2007~2009年:大学の課題に関するノートです。
2009/01/01
前川國男邸の保存と活用案 完成
結局、2008年中には終わらず2009年に持ち越してしまった。
とりあえずこれでフリーズして日が昇ったら郵便局に行くことにしよう。
建築物の用途は「建築専門書店」とした。
Amazonで建築関係の和書を検索すると建築専門書と一般書を合わせて約14000冊となる。その半数の7000冊を在庫できる容量を持たせている。また建築の専門書は重くて高価なものが多いので書店で見ても買わずに長時間見ることも多くなるため、全体をリビングのような場所とすることを目標とした。
それにより歴史的建築物を街から切り離すことなく自由に見ることができる。書店入り口とカフェが道路に面していない事はその為である。前川建築にある長いエントランスを模してもいる。但し、ある程度コントロールが必要なので通路にはカフェを置いている。
造形としては見て分かると思われるが前川國男邸のボリュームをそのまま取り出して再構成したものである。これにより書店の空間でありながらも前川建築の空間ボリュームを感じることが可能なようにした。寸法体系は前川國男邸からそのままいただいていて、909mmとその2倍、3倍、1/2などを組み合わせて配置までも行っている。
赤い柱と梁は伊勢神宮の棟持柱、またはコルビュジェ作品などからもいただいている。全体も多くのボリュームを上方に持ち上げてピロティを構成するようにもした。
屋根ボリュームの一部を南庭に単にFollyとして置き、北側との繋がりを感じさせるようにした。前川邸は自由に配置することも可能であったが、この建物は厳密に南北を考えて建てられているのでその軸をずらしたり逆向きの置き直す事は憚られた。これは、南庭を隣家の日陰になってしまうほどに狭くする事もできない事を意味するわけであるから南庭はできるだけ広く残す必要があった。
退出するA2サイズの紙2枚には文字をほとんど書いていないが、形から見て多分この程度の事は汲み取ってもらえるだろうと期待。この時期に出す課題はいい加減に手を抜いてやると、今後に提出する卒研の方もそんな目で見られる可能性が無いとは言えないので、怖い。そう言う意味も含めて思ったより大変だった。
追記
使用ソフト
1.図面及びパースの元画像はAutoCAD Architecture2008(学生版)。->完全に3Dモデリング機能のみ使用し2Dは使っていないので、自分で描いたものなのに平面図はこれを出力する時に初めて見た。水平断面図作成機能を使って平面図を作成。
2.水彩風の効果はImpression2。->持っていないので使わせていただいた。操作が簡単で良いと思う。
3.1枚目のレイアウトはOpenOffice.orgのDraw。(フリーソフト)->オフィススイートにオマケで付いてくる機能なのに完成度が高くて操作も楽だった。エクセルやワードのオートシェイプとほとんど同じ操作だからか? この程度のレイアウトや基本的なお絵描きならこれで充分。
4.2枚目のレイアウトはInkscape。(フリーソフト)->操作が簡単なのに機能的には充分。今まで使ったソフトの中で一番使いやすいかもしれない。ワード、エクセルより楽だ。
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