機械設計ではCADができる=設計ができると言う時代があり、それは近年否定されつつあるけれど建築ではどうなのだろう。こうして写真に撮影するとこれを設計した人がこう言うパースを描いてうっとりしていたのだろうなあと想像できるものになる。しかしながら、ある意味マクロ的、鳥瞰図的な設計であってここを歩いてどれほど良いかと言うと、まあ普通としか言いようが無い。巨大な敷地に巨大な資金で巨大な構造をくっきりと描いてみたまでで、その後は何もなし。長い通路を歩いて疲れるだけ、延々とどこにでもある物を見せられるだけ、フロアの高さが微妙に合っていなくて変なスロープで足元がふらつき、建物を出たとたんに車道かチンケな通路を歩かされる。要は雑なんである。
写真はクアラルンプール中心から少し南西に行った Mid Valley (ミッド・バレー) と言うショッピングモールの内部。
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