2011/08/28

Istana Satu in KL

今回もマレーシア伝統建築シリーズの追加となります。
KL国立博物館に復元されたトレンガヌの王宮、イスタナ・サトゥのアルバム。
(下の写真をクリックするとアルバムページに飛びます。)


1108 Istana Satu KL


王宮と言っても日本人が考えるような壮大なものではなく、どちらかと言うと良質の伝統家屋と言った雰囲気のもの。それはこの建物に限らず以前訪問したやはり博物館に保存されているスレンバン王宮も同様。

アルバムには多少細部の写真も入れているので想像していたものとは違う発見があると思います。

2011/08/07

スバンジャヤ

マレーシアで現在建てられている建物の記録として載せておくことにします。
これは建売住宅。マレーシアにはマレー、中華、インドの3民族が住んでいますが、それとは全く関係なく住居は"モダン"に集約されつつあります。そのスピードは日本以上ではないでしょうか。
こちらは上の画像の拡大。

これはエンパイヤと言う商業ビル。中にはホテルもあります。見た目はこう言う形ですが中身は至って普通。中央の細長い吹き抜けを商用スペースが囲むものです。外観が一番インパクトがありますので看板として建てられていると思われます。

2011/08/06

帰郷する家のイメージ

8月1日からラマダンが始まるとマレーシアはその後に続くハリラヤへ向かって一直線のようだ。

近年は商工業の発展にともない故郷の家族と離れて都市部で進学したり就職している人が多いらしい。そのためハリラヤ休暇には故郷で家族や友人と会って話をするのが一般的な過ごし方となっている。さて、その故郷の家のイメージはどのようなものだろうか。

上は大都会KLの中心、KLCCに展示された田舎の家の模型。外向きに作られた露台とその奥の住居部分の関係が以前にアローガジャで見た家と同じになっているようだ。またシャレた窓の造りも特徴だろう。ジャワの住居もこのような窓になっていた事を思い出す。
こちらはタイムズ・スクエアにあるカメラのニコン・センターに置かれていたジオラマ。この周囲をサンプルのカメラがぐるりと取り囲んでいて試しに撮影できるようになっている。これは多少時代がかっているけれどもマレーの原風景のようなものかと思われる。
これは新聞広告の絵。住居の周囲に屋根だけの建物がいくつもある。
これはミツビシ・パジェロの広告。屋根の端がちょっと吊り上っていてミナン風を意識している絵なのかもしれない。

こうして見ると、自分たちが住む家は都会的なコンクリートの家を選ぶけれども故郷はいつまでも懐かしいままでいて欲しいと感じているのかと想像する。もちろんこれは日本人でも同じなのだろう。